はじめに
テレビやニュース動画では、連日のように事故、事件、災害、分断など暗いニュースがあふれています。
このような暗いニュースに影響を受けて、気分が落ち込む、不安や恐れ、怒りに苛まれるということはないでしょうか。
ニュースを把握することは社会生活していく上で必要なことですが、それによって心の健康状態を損なってしまうのは問題です。
「危機を乗り越えるマインドフルネス」(藤井英雄著)では、以下のように述べています。
マインドフルネスであれば、ネガティブ思考を客観視して手放し、ネガティブ感情を癒すことができます。
その反対にマインド[レス]ネスであれば、心が「今、ここ」を離れ、ネガティブ志向にとらわれてしまい、ネガティブ感情にはまってしまうことになります。
「危機を乗り越えるマインドフルネス」(藤井英雄著)
ネガティブ情報から距離を置く3つのステップを紹介します。
- ネットニュースより、スマートスピーカや新聞を選ぶ
- ソーシャルメディアのネガティブ投稿から離れる
- ネガティブな心の声を聞きすぎない
ネガティブ情報から距離を置く3つのステップ
ネットニュースより、スマートスピーカや新聞を選ぶ
ネットのニュースサイトやニュースアプリはどんどん新着記事が追加され、関連記事のおすすめもあり、長時間、記事をみてしまいがちです。
一方、Amazon EchoやGoogle Homeのようなスマートスピーカの場合、天気やニュースを一通り読み上げたらそこで終了します。
次々にニュース記事をチェックしてしまうということもありません。
新聞も同様に、紙面をざっとみたらそれで終わり。コンテンツの区切りがあるメディアでニュースをチェックしましょう。
ソーシャルメディアのネガティブ投稿から離れる
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアで、イラッとしたり、ざわざわする。
そんな投稿に出会うことが多い場合は、フォローするかどうかを見直した方が良いでしょう。
ソーシャルメディアの投稿を見るか、見ないかは自分に選択権があります。
わざわざ自分のエネルギーが下がる投稿をとりにいくことはやめて、適切な距離をとりましょう。
ネガティブな心の声を聞きすぎない
苦痛な感情に対して戦えば戦うほど、その感情に囚われます。
例えば、不安の感情に対して「何でこんな気分になるんだ?」という怒りや、「こんなに不安を感じていると健康によくないのではないか」という不安、「大人なのだから感情的になってはいけない。情けない」という罪悪感を感じると、エネルギーや活力が奪われます。
感情の居場所を作ってあげて受け入れ、その心の声を聞きすぎないようにしましょう。
感情と戦うことにエネルギーと時間を費やさないことがポイントです。
まとめ
ネガティブ情報から距離をとる3つのステップを紹介しました。
- ネットニュースより、スマートスピーカや新聞を選ぶ
- ソーシャルメディアのネガティブ投稿から離れる
- ネガティブな心の声を聞きすぎない
どういう情報を自分が受け取るのか、これも環境の習慣です。
自分のエネルギーが奪われる環境から、エネルギーを充電する環境へと変えていきましょう。