はじめに
モーニングページは、ジュリア キャメロン 著「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」で紹介されているワークの一つ。
朝一番、とにかく心の赴くままに、ネガティブなことも含めて、自分の頭の中の様々な考えや感情をノートに書き出すというもの。
朝、起きると、紙とペンを手に取り、今まさに経験している人生の流れに自分の魂を浸らせる。
そして自分を焦燥感に駆り立てているもの、イラつかせるもの、興奮させるもの、単調でつまらなく感じさせるものなど、思い浮かんだものをそのまま書き留めていく。
この3ページほどの手書きの紙を、私はモーニング・ページと読んでいる。
ずっとやりたかったことを、やりなさい。(2)
自分のやりたかったことやクリエイティビティを目覚めさせることにつながります。
心の赴くままにと言われても、最初は、何を書けば良いのか戸惑ってしまうかもしれません。
何を書いてもよいと自分に言い聞かせ、頭に浮かぶこと、浮かんでいることを自由に書いてみましょう。
誰に見せるものでもない、自分だけの秘密のノートです。
頭の中がスッキリして、爽快な気分とエネルギーを感じることができます。
これまで、紙のノートでモーニングページを書いて頭の中がスッキリする効果を実感していました。
今度は、デジタル手書きで実践します。
モーニングページは手書きが必須。
タイピングでEvernoteに書いたこともありますが、紙と比べてもやもやした思考や感情がスムーズに出てきません。
iPadのデジタル手書きノートアプリとしてOneNoteとNoteshelf、GoodNotes 5の使い勝手をレビューします。
- OneNote
- Noteshelf
- GoodNotes 5
デジタルノートの一つの利点は、iPadなどデバイスがロックされている限り、誰かに見られることはない安心感。
紙のノートは不用意に置いておくと見られてしまう可能性があるため、本棚や引き出しに鍵をかけるなど対策が必要です。
デジタル手書きノートで「モーニングページ」
OneNote
OneNoteは自由に描ける広いキャンバスと、ノートの階層的な整理が特長です。
様々な情報や資料、タスクを書き出したり、プロジェクト管理に非常に有用。
バレットジャーナルを実践する上でも様々なモジュールを整理して管理できます。
ただし、モーニングページではこれらの特長はあまり活きません。
というのもモーニングページは、整理する必要がなければ、見返す必要もありません。
とにかく、時系列でノートを書いていくスタイルです。
本書に、最初の8週間は見返してはいけないというルールも書かれています。
3ページを目標として書くとき、OneNoteの自由で広いキャンバスはむしろ書きづらく、ページの制約があった方が便利です。
Noteshelf
Noteshelfはデザインがよく、表紙も華やか。
ノートの新しいページを開き、すぐに書き出すことができます。
1ページのサイズも限られているため、気軽に書くことができます。
モーニングページ用のノートブックを作成して、毎日そこに書いていくと良いでしょう。
Noteshelfの様々な用紙が選べる機能性、シンプルなデザイン、表紙やアプリのデザインが全体的に明るく使っていて楽しいアプリ。
モーニングページにはこちらの色付きの罫線の用紙を選んでいます。
コンパクトな手帳サイズであるiPad miniを使ってモーニングページを書くのもおすすめです。
Apple Pencilの書き味もよく、スムーズに頭の中の思考や感情をiPadに書くことができます。
モーニングページに慣れてたくさん書けるようになると、iPad miniではノートが若干狭く感じるかもしれません。
iPad Proであれば、1ページに大きな字でたくさん書くことができます。
GoodNotes 5
GoodNotes 5は、タブとしてノートを複数開いておくことができるため、モーニングページのノートは常に開きっぱなし。
朝起きてすぐにモーニングページを書くことができます。
また、ペンの設定をキープしたり、消しゴム機能のカスタマイズなど、使い勝手を上げる細かな機能性が優れています。
付箋やアウトライン等ページ管理が便利だったり、フォルダ管理がしやすいなどノートアプリとしての完成度が高いです。
モーニングページ以外にもデジタルノートを活用するなら、複数のノートアプリを利用するよりもGoodNotesにまとめた方がシンプルになります。
まとめ
iPadのデジタル手書きノートアプリとしてOneNoteとNoteshelf、GoodNotes 5の使い勝手をレビューしました。
モーニングページにはGoodNotes5やNoteshelfが使い勝手が上です。
デバイスは、手帳感覚で書くならiPad mini、たくさん書くのであれば、iPad Pro 11インチあるいは12.9インチを使うと良いでしょう。
モーニングページは最初は結構大変かもしれませんが、それは最初だけ。
慣れればどんどん書くことができ楽しくなります。
モーニング・ページを書いていると、山の稜線の向こうから陽が登るように光が差し込んできて、それまで見えなかったものがだんだんに姿を現す。
すると「なぜ、あれを恐れていたのか?」「失敗の埋め合わせをするために誰に電話をするべきか」「少しでも前身するために今日は何をすればいい?」といったことが見えてくる。
ずっとやりたかったことを、やりなさい。(2)
モーニングページのやり方について詳しくは著者の動画をご覧ください。
マインドマップでモーニングページを書く方法もご覧ください。