はじめに
Evernoteは、基盤部分からユーザインタフェース、機能性など抜本的に作り変えるとアナウンスしており、Webブラウザで利用可能なWeb版Evernoteは先行提供されていました。
そして、いよいよ待ち望んでいたiOSアプリが提供されました。
Evernote for iOSの3つの新しくなったポイントを紹介します。
- 新エディタ:見出しや表、コードブロック、カラフルなハイライト
- 操作性:格段に使いやすくなったタグ
- 検索、同期機能の強化: リアルタイムの検索候補提示
なお、時期は明言されていませんが、この後、Evernote for Windows、Mac、Android のリリースが続くとのことです。
Evernote for iOSの新しくなったポイント
まずはビデオをご覧ください。
クールなBGMとともに、サクサクと新機能のハイライト が紹介されています。
Evernote for iOS と Evernote Web の両方でデザインが統一されて、シンプルでクリーンな画面になっています。
新エディタ
まずは見出しを入力できるようになりました。
これまで自分でフォントサイズや太字など見出しの書式を決めて、設定していたため、面倒でした。
今後は見出しを大中小から選んで適用できます。
また、文字色やハイライト の色の選択肢が増えました。
見やすいカラフルなノートを作成することができます。
ノートを見返しながら、耕すにも便利です。
ハイライト はこれまで黄色だけだったのが6つに増えたため、重要なところ、やりたいこと、注意事項などマーキングの色を使い分けできます。
挿入ボタンも使いやすくなり、音声、写真、チェックボックス、添付ファイル、スケッチなど素早く追加できるようになりました。
アプリから2×2の表も挿入できます。
コードブロックもプログラミングをやる人にとっては便利な機能です。
チェックリストも使いやすくなったようですが、順番の変更はよくわかりませんでした。
ご要望にお応えしてチェックリストが使いやすくなりました。簡単に項目を追加したり、インデントを入れたり、順番を変更したりできます。さらに、完了した項目にはシングルタップで取り消し線を引くことができます。
Evernote for iOS が新しくなりました | Evernote 日本語版ブログ
操作性
左のサイドバーでは、タグもしっかり全て表示されるようになりました。
タグを階層化している場合、きちんと階層表示されます。
これまでiOSアプリではタグへのアクセスが非常に面倒でした。
タグを活用してノートを整理している方にとっては嬉しい機能でしょう。
エディタの右上にタグのボタンがあり、素早くタグを付けられます。
また、右上のメニューにはノートに関する様々な機能がまとめられており、使いやすくなっています。
内部リンクも利用可能です。
検索、同期機能の強化
検索語句の入力時にリアルタイムで検索候補が表示されるようになりました。
検索候補を見ながら、キーワードを入力したり、変更できます。
Evernoteはあまりノートを整理しすぎず、アーカイブとして情報を格納し、引き出すという使い方をしているため、検索機能の強化は嬉しいです。
進化した強固な基盤により、バックグラウンド同期と自動更新で常に最新状態が維持されるとのこと。
ただ、複数のデバイスで編集をしているとやはり、同期の競合が起きます。
以前よりも同期が速くなったものの、同期中の状態に他のデバイスで編集しないように注意した方が良いでしょう。
まとめ
Evernote for iOSの3つの新しくなったポイントを紹介しました。
- 新エディタ:見出しや表、コードブロック、カラフルなハイライト
- 操作性:格段に使いやすくなったタグ
- 検索、同期機能の強化: リアルタイムの検索候補提示
もっとEvernoteを活用したくなる大きなバージョンアップです。
Evernoteの様々な応用や使い方についてはこちらの記事もご覧ください。