はじめに
人と合う約束や会議、買い物など様々な予定があると行動に区切りがあります。
一方、Stay at Homeで自宅にいる状態が続くとそのような区切りが減ってしまいます。
惰性でテレビや動画をみたり、SNSを眺めたりとだらだらしがちです。
その結果、寝る時間や起きる時間が遅くなったり、食事の時間もずれ込んだり、生活習慣が乱れがちです。
どうやって良い生活習慣を取り戻していけば良いか。
生活習慣に関する行動の記録から始めましょう。
時間は目に見えないので管理しにくい。
それが記録をするとはっきりと自分の時間の使い方がわかり、問題が明確になります。
また、記録することで時間を意識し、だらだらの抑止になります。
デジタルツールとしてGoogleカレンダーに行動を記録する方法と簡単に入力するコツを紹介します。
Googleカレンダーに行動を記録すると1日、1週間のあなたの時間の使い方が見える化できます。
Googleカレンダーによる行動記録
主要な生活行動から始める
記録というと身構えてしまうかもしれませんが、気楽にやりましょう。
最初は、主要な生活行動のみの記録でOKです。
具体的には、睡眠時間(就寝時間と起床時間)、仕事時間、朝・昼・晩の食事時間、風呂です。
細かく分単位で記録しようとすると面倒で続きません。
15分単位でいいでしょう。
例えば以下のような感じです。
後回しにせずその場で記録
この行動記録は、何か行動をするとき、そして終わったときにその場でGoogleカレンダーに入力することがポイントです。
そうすればある行動について、いつからやっていたっけ?ということはなくなります。
記録を後回しにすると、いつからはじめたか、いつ終わったのかが忘れてしまうのでその場、その場でやってしまうのがおすすめです。
- 夜寝るときに就寝時刻を記録。
- 朝起きたら起床時刻を記録。これで睡眠時間がわかります。
- 朝食を食べるときに記録。
- 仕事を始める際に記録。
- 昼食を食べるときに記録。
- 仕事を終わるときに記録。
- 夕食を決めるときに記録。
- 風呂に入るときに記録。
このように行動の区切りにカレンダーに記録することで、時間をブロックとして視覚で捉えることができます。
時間は目に見えないので、このような記録をしない限り時間の流れを正しく把握することはできません。
時間の流れを把握することで、生活リズムの乱れが可視化されます。
可視化されると自然と問題が明確になると共に、時間を意識することでだらだらの抑止になります。
記録を簡単にする3つのコツ
Googleカレンダーに毎回、行動を記録するのは面倒と思うかもしれませんが、簡単に記録するための3つのコツをお伝えします。
細かく完璧に記録しようとしない
記録を取る目的はあくまで生活リズムの改善です。
細かな時刻や時間を分析したいわけではないため、1分単位などで細かく入力する必要はありません。
15分単位程度に丸めて記録すれば十分です。
また、記録を忘れても落ち込んだり、自分を責めるのはやめましょう。
完全な記録を取ることができていなくとも、そのあとで記録して時間を意識することができれば良いのです。
気楽にやりましょう。
行動を30分あるいは15分単位で区切る
行動の開始・終了時刻を30分単位で区切ると記録は楽になり、だらだらと続けてしまうことの防止にもなります。
打ち合わせや待ち合わせなどはきりのよい、13時や10時30分などに設定して終わりも30分単位になっていると思います。
自分の行動も同様に30分区切りにしてみましょう。
毎日やる行動は繰り返しで入力しておく
睡眠、朝・昼・晩の食事時間、風呂は毎日やる行動です。
仕事も平日は毎日やる行動でしょう。
Googleカレンダーでは予定を繰り返し設定できます。
例えば睡眠時間として理想の睡眠時刻として、例えば23:30〜6:30と設定して、毎日の繰り返しの予定として登録します。
そして実際に寝る時間、起きた時間にその予定を修正すればOKです。
この通りの時間に寝て、起きていれば全く修正の必要はありません。
そのおかげでこの理想の時間に寝て起きようという動機付けにもなります。
まとめ
在宅勤務や外出自粛によって、ずっと家にいることで生活リズムが崩れる問題に対して、Googleカレンダーを使って行動記録からはじめる方法を紹介しました。
ポイントは後回しにせずその場で記録することですが、簡単に入力するコツ3つを解説しました。
- 細かく完璧に記録しようとしない
- 行動を30分あるいは15分単位で区切る
- 毎日やる行動は繰り返しで入力しておく
ぜひ行動記録により時間を把握して良い生活リズムを取り戻していきましょう。
なお、Googleカレンダーを使ったことがない方は、こちらの解説ページや動画をご覧ください。