
はじめに
なぜ日記をつけるのでしょうか。
素晴らしい出来事をあとで思い出せるように書いて残す。
そのような非日常の日記に対して、日常的に書く日記の目的の一つは自己管理です。
うまくいったこと、よかったことを自分の成功パターンとして書く。
うまくいかなかったこと、失敗したことを失敗パターンとして書く。
このように良い習慣を残し、悪いところは直すことができます。
自己管理のために日記を書くべき3つの理由を紹介します。
- 言語化で成功・失敗パターンが見える
- 改善する思考を習慣化する
- 日々書くことで改善を実感できる
自己管理のために日記を書く3つの理由
言語化で成功・失敗パターンが見える
「日記の魔力」では行動を克明に記録するのは、良い習慣を残し、悪いところは直すためと述べています。
私の日記は、ほとんどが行動の記録だ。
朝起きてから夜寝るまで、その日1日の自分の行動を時間の推移とともに克明に書き記していく。
ただそれだけ。
だから、私の日記は、「行動の日記」といってもいい。
なぜ行動を綿密に記録するのかというと、日記をつける目的が「自己管理」だからだ。
自分が日々何をしているかがわからなければ、いくら自分のことでも管理のしようがない。
良い習慣はそのまま残し、悪いところは直す。
日記の魔力
毎日の行動、思考はどんどん流れていきます。
昨日のランチさえ、ぱっと思い出すことはできないでしょう。
時間をずらしてお店にいくことで混雑を避けられたという、うまくいったことがあるかもしれません。
また、普段あまり話さない人と一緒にランチに行って、面白いアイデアを得たり、交流を深めたりということもあるでしょう。
一方で、食べすぎて午後に眠くなったという反省があるかもしれません。
このようなことは日記に書かなければその場限りの思考として消え去ります。
書いて言語化することで、成功パターン、失敗パターンががはっきりします。
何が成功の要因なのか、何が失敗の原因なのか分かればそれを再現したり、回避することができるでしょう。
改善する思考を習慣化する
毎日、何がうまくいったのか、何がうまくいかなかったのかを書くことで、自分の成功パターン、失敗パターンに敏感になります。
よかったことがあったとき、これは成功パターンだと意識します。
一方、失敗パターンに入りそうなときにも気づき、立て直しすることができるでしょう。
ふりかえり、改善すべきは一つ一つの小さな行動、思考です。
日記にはあなたが改善したいことをテンプレートに入れるとよいでしょう。
日々書くことで改善を実感できる
1つの小さな行動を改善しただけでは、仕事や生活にたいした変化は起きません。
効果や変化を感じられなければ、そのような改善を続けることは難しいでしょう。
しかし、日記を書くことで改善によって失敗パターンが減り、成功パターンが強化していることを実感できます。
習慣は波及効果があり、一つの習慣がよくなると、別の習慣にもいい影響を与えます。
例えば、夜ふかしをやめると、睡眠不足が減り、仕事が効率的に進みます。
仕事を速く終わることができると気分もよくなりますし、新しいことにチャレンジする意欲がわきます。
「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」では、毎日1%よくなったら1年後には37倍良くなると複利の大きな効果を説いています。
まとめ
自己管理のために日記を書くべき3つの理由を紹介しました。
- 言語化で成功・失敗パターンが見える
- 改善する思考を習慣化する
- 日々書くことで改善を実感できる
「人生を変えるモーニングメソッド」でも以下のような日記のメリットを述べています。
日記の習慣は人生を劇的に変えます。
日記を書いて、良い習慣を残し、悪いところを直していきましょう。
頭がさえる:日記を書くことで考えが明確になり、頭の中が整理でき、問題解決に効果的なアプローチであたることができる。
着想が得られる:日記を書くことでアイデアがふくらむだけでなく、将来実行したい重要なアイデアを忘れずに記録することができる。
教訓をおさらいできる:これまで学んだすべての教訓をいつでも復習できる。
自分の進捗状況を把握できる:1年前の日記を読み返して、自分の足跡を振り返る。ゴールに対して、今の自分がどこまで来たか確認できる。他のやり方では得られない素晴らしい時間であり、パワーと自信をもらえる楽しい作業だ。
人生を変えるモーニングメソッド