
はじめに
疲れた時には、甘いものが欲しくなります。
甘いものをとると、血糖値が上がって疲れが取れると思い込んでいないでしょうか。
「医者が教える食事術 最強の教科書」によると、それは逆で、かえって疲れてしまうとのことです。
たしかに、糖質を取れば血糖値が上がり、それによって一瞬だけ幸せな気持ちになります。
だからみんな騙されてしまうのですが、糖質摂取で急激に上げた血糖値は急激に下がり、いらいら、吐き気、眠気などさまざまな不調を呼びます。
医者が教える食事術 最強の教科書
疲れた時に砂糖たっぷりのチョコレートやクッキー、甘い缶コーヒーなどをとってしまうのは習慣です。
「疲れたらチョコ」の習慣を変える3つの方法を紹介します。
- 選択の構成を変える(家に置かない)
- ビターチョコレートにスイッチ
- 少しずつ分けて食べる
「疲れたらチョコ」の習慣を変える3つの方法
選択の構成を変える(家にチョコを置かない)
もっとも効果的なのは環境を変える方法です。
自分の見えるところにチョコがあるのはもっとも誘惑が大きく、食べてしまう可能性が上がります。
棚など目におかないところに置くという方法もありますが、確実なのは家にチョコを買い置きしないこと。
欲しい時にも手元になければ、買いに行かない限り、食べてしまうことはありません。
本当に欲しければ買いに行けばよいでしょう。
選択の構成を変える、環境を整える習慣についてはこちらの記事をご覧ください。
マサチューセッツ総合病院のカフェテリアでのヘルシーなフード、飲料の選択に関する実験について解説しています。
カカオ成分の多いチョコにスイッチ
「医者が教える食事術 最強の教科書」ではカカオ成分が70%を超えるビターなチョコレートを推奨しています。
チョコレートの原料のカカオにはカカオポリフェノールが豊富に含まれており、強い抗酸化作用を持ち、血圧を下げる効果があることがわかっています。
また、カカオにはカルシウム、亜鉛、マグネシウム、鉄といったミネラルが豊富に含まれています。
カカオ成分が70%を超えるビターなチョコレートを1日に25g程度摂取することが理想とのことです。
血糖値コントロールのためを少しずつ分けて食べる
血糖値が急激に上がったことを察知すると、体はそれを下げるために大量のインスリンというホルモンを放出します。
すると、急激に血糖値が下がり、吐き気やいらいら、眠気などの不快な症状がでます。
ここで、またハイな気分に上げたいとばかり、血糖値を上げる糖質が欲しくなり、それを繰り返していると、糖質中毒に陥るとのことです。
絶えず缶コーヒーなどの糖質を撮り続けていると、膵臓が弱り、インスリンがなかなか出なくなり、その間に血糖値がどんどん上がるというように悪化が進みます。
血糖値をコントロールできるように、チョコレートを食べるのも少しずつ、たまに食べるというように習慣を変えるのが良いでしょう。
おわりに
「疲れたらチョコ」の習慣を変える3つの方法を紹介しました。
- 選択の構成を変える(家に置かない)
- カカオ成分の多いチョコにスイッチ
- 血糖値コントロールのためを少しずつ分けて食べる
「医者が教える食事術」では砂糖入り缶コーヒー、清涼飲料、ケーキを控えるように強く勧めています。
イライラしていたり、面倒な作業をしているとチョコレートや甘いものが欲しくなりますが、血糖値を考えてコントロールしていきましょう。