
はじめに
あなたの食事の習慣は10点満点中何点でしょうか。
もっと体にいいものを食べたい。
体によくないものをもっと減らしたい。
ビジネスパーソンの間に健康格差をつくりだしているのは、間違いなく「日々の食事」です。
食べるものは、あなたが考えているよりもはるかに、あなたの健康を左右し、仕事のパフォーマンスにも影響を与えます。
医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68
「体にいい食べ方」を学びましょう。
糖尿病専門家医による「医者が教える食事術 最強の教科書」は体にいい食べ方を解説しています。
体重が落ちない、血圧が高い、疲れやすい、仕事中に眠くなってしまう、集中力が続かない。
これらの不調の根本原因は「血糖値」にあると説いています。
ただし、この本を読んで勉強になった、と知識のみを取り込んでも行動が変わらなければ、健康にはなりません。
「医者が教える食事術 最強の教科書」を活用して、体にいい食べ方を実践し、習慣化する3つのステップを紹介します。
- やりたいことを一つだけ選ぶ
- If-Thenルールを作る
- ルールをいつも見る場所に書く
体にいい食べ方を習慣化する3つのステップ
やりたいことを一つだけ選ぶ
本書では多くの食べ方の知識が紹介されていますが、それらを一度に取り入れることは不可能です。
全てを覚えることもできなければ、実践もできません。
一度に一つ、多くても3つまでを選んで実践するのがよいでしょう。
第一章では、最新の医療データをもとにした「医学的に正しい食べ方」20において、新しい食事の新常識10個が示されています。
- 糖質が太る唯一の原因
- カロリーと肥満は関係ない
- 脂肪は食べても太らない
- コレステロール値は食事では変わらない
- プロテインやアミノ酸は腎臓を壊す
- ちょこちょこ食べる方が太らない
- 果物は太る
- 疲れたときに甘いものをとるのは逆効果
- 発がん性を疑われているものは食べない
- 運動は食後すぐに行うのが良い
If-Thenルールを作る
If-Thenプランニングは、Columbia大学モチベーション・サイエンス・センター副所長のHeidi Grant Halvorson教授の著書である、「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」」で紹介されている目標達成手法です。
①(if)もし、Xだったら、②(then)Yをする というように、どんな行動するかを事前に具体的に決めておくものです。
例えば(If)朝起きたら、(Then)水を一杯飲む、というように自分の中でルールを決めます。
例えば上記の6.ちょこちょこ食べる方が太らない では、間食は血糖値を上手にコントロールできる手法であるとしています。
大事なことは、空腹でどかんと糖質をとらないこと。
「腹ぺこだから、ラーメンを大盛りにして」というのは最悪です。
自分の空腹感を察知したら、適切な分量の食品を取り、血糖値が上がりすぎないようにコントロールする。
これこそが知的ビジネスパーソンの食事術です。
医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68
この食事術のIf-Thenルールは以下のように決めることができます。
(If) 空腹を感じたら、(Then)少しの量を間食する
間食するものとして、本書では体にいい食べ物も丁寧に紹介されています。
例えば、くるみ、アーモンドカシューナッツ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオなどのナッツ。
ナッツ類にはビタミン、ミネラル、食物背に、不飽和脂肪酸など体にいい成分がつまっており、糖尿病や心疾患など様々な病気を予防する食べ物とのことです。
If-Thenルールをいつも見る場所に書く
If-Thenルールを決めたら、それを毎日、継続することが大事です。
- 手帳の先頭ページに書き、毎日見る。
- スマホのメモ帳アプリの先頭のメモく。
- 習慣アプリに登録する
2のメモ帳アプリについては、例えばメモアプリGoogle Keepを活用できます。
メモを先頭にピン留めしたり、背景の色を変えて目立つようにしたり、メモを見返しやすい機能があります。
3の習慣アプリについては、例えば「たすくま」。
毎日、時系列で並んだタスクを順番に実行していくため、タスクの一つにIf-Thenルールを入れることで、確実にそれを見る機会がつくれます。
まとめ
「医者が教える食事術 最強の教科書」を活用して、体にいい食べ方を実践し、習慣化する3つのステップを紹介しました。
- やりたいことを一つだけ選ぶ
- If-Thenルールを作る
- ルールをいつも見る場所に書く
世の中にはたくさんのダイエット法の本、ビデオ、アプリがありますが、見て学んだだけでは現実は変わりません。
実践しましょう。
健康寿命を伸ばしたい方は、本書の「100歳まで生きる人に共通する10のルール」もご覧ください。
- 豆類をたくさん食べる
- 野菜はたっぷり多種類食べる
- 坂道を歩く
- 死ぬまで働く
- 生きがいを持つ
- 徹底的な健康チェック
- 食べすぎない
- アルコールをたしなむ
- チョコレートを食べる
- 医者を選ぶ