マインドフルネス瞑想習慣。瞑想がなかなか続かない3つの理由。

はじめに

コロナ禍においてマインドフルネスアプリ、瞑想アプリなどメンタルウェルネスアプリが成長しているとのニュースがありました。

新型コロナウイルスのパンデミックによって、メンタルヘルス、特に不安や不眠に対処する瞑想に重点を置いたアプリのダウンロード数が急増している。アプリストアの調査会社であるSensor Tower(センサー・タワー)の最新の報告によると、英語をベースとする世界で最も人気の高いメンタルウェルネスアプリの上位10作は、2020年4月の合計ダウンロード数が同年1月も200万件増加し、その月の合計ダウンロード数は1000万件近くに達したという。

チャートは市場のリーダーで埋め尽くされている。人気第1位のCalm(カーム)の4月のダウンロード数は390万件。続いてHeadspace(ヘッドスペース)が150万件。それをMeditopia(メディトピア)が140万件で追っている。

瞑想とマインドフルネスのアプリは新型コロナ禍で急成長中

マインドフルネス瞑想には、以下のような多くの効果があり、Googleをはじめ様々な企業が取り入れています。

  1. 集中力が高まりパフォーマンスが上がる
  2. 思考によるストレスが軽減される
  3. 自律神経がととのい、よく眠れる
  4. イライラ、不安から解放され、心が安定する
https://ko-do.design/2020/05/27/meditation-2/

サーチ・インサイド・ユアセルフは(己の内を探れ)はGoogleの中のチームが20%ルールで開発したマインドフルネスに基づくEQ(情動的知能)カリキュラムです。

 

このように瞑想に興味を持つ人が増えていますが、一方でなかなか瞑想を続けるのが難しいという声もよく聞きます。

マインドフルネス瞑想がなかなか続かない3つの理由を紹介します。

  1. 何もしていない時間が耐えられない
  2. 時間がとれない
  3. すぐに効果を感じられない

瞑想が続かない3つの理由

何もしていない時間が耐えられない

マインドフルネス瞑想は、呼吸に集中しながらじっと座っている活動。

何かを考えたり、何かの行動をするというものではありません。

そのため、ただ座っているなんて時間がもったいない、もっと大事なことをしなければいけないのではという思考が抵抗になる場合があります。

また、瞑想に慣れておらず、この何もしないという時間が耐えられないという方もいるでしょう。

まずマインドフルネス瞑想を何のためにやるのかという目的に立ち戻りましょう。

もっと集中したい、ストレスを減らしたい、不安やイライラを静めたいなど、自分にとっての目的が重要であればこの時間に投資すると考えることができるでしょう。

時間がとれない

忙しい1日の中で、なかなか瞑想の時間を10分、15分確保するのが難しいという方もいるでしょう。

気かづいたら1日が終わっていて、今日も瞑想をできなかったと気づく。

時間がないという問題には2つのアプローチがあります。

1つは瞑想の時間を決めてその時間をブロッキングすること。

瞑想は高優先度の予定、自分との約束として、自分の手帳やデジタルカレンダーに予定を入れます。

毎日同じ時間に固定して時間を確保するのが良いでしょう。

Googleカレンダーなどデジタルカレンダーであれば繰り返しの設定も簡単です。

https://ko-do.design/2019/08/03/063/

もう一つは瞑想の時間は10分や15分でなく、1分で3分もよしとすること。

どんなに忙しい方でも1分や3分の時間をとれないという方はいないでしょう。

時間がなくても、モチベーションがなくてもできるレベルの「小さな習慣」、すなわちベイビーステップにフォーカスして、必ず毎日やる、ゼロにしないというのがポイントです。

https://ko-do.design/2020/05/23/motivation-minihabits/

すぐに効果を感じられない

瞑想をはじめてもすぐに集中力が倍増したり、不安やイライラが消える訳ではありません。

少しスッキリしたという感覚がある日もあれば、特に何も感じなかったという日もあるでしょう。

変化はすぐには目に見えません。

ただ小さくとも確実に変化を起こしています。

今、成功しているか、そうでないかは問題でなく、今やっていることが必要なことで、望ましい軌道を向いているかが問題です。

やめたくなったら、以下の引用文を読んではいかがでしょうか。

日々の習慣のわずかな変化が、人生をまったくちがう目的地へと導きかねない。

1%よくなる選択をするか、1%悪くなる選択をするかは、そのときには些細なことに見えるが、人生という長い期間を送るうちに、この選択こそが、自分の現実の姿と、なり得た姿との違いを決定する。

成功は日々の習慣の産物であり、一生に一度の大転換などではない。

だから今成功しているか、そうでないかは問題ではない。

重要なのは、習慣が自分を成功へと導いているかどうかである。

現在の結果よりも、現在の軌道にもっと関心をもつべきだ。

複利で伸びる1つの習慣

https://ko-do.design/2020/03/11/why-habit/

まとめ

マインドフルネス瞑想がなかなか続かない3つの理由と、続ける技術を解説しました。

  1. 何もしていない時間が耐えられない
  2. 時間がとれない
  3. すぐに効果を感じられない

ぜひ、時間を決めてタイムブロックする、ベイビーステップでやるなどの方法を実践してみてください。

なお、冒頭の記事で紹介されていたCalmのレビューについてはこちらの記事をご覧ください。

https://ko-do.design/2019/06/17/post-280/

MEISOONもガイド付き瞑想が豊富にあり、おすすめです。

https://ko-do.design/2019/06/18/post-297/

瞑想を学びたい方はこちらの書籍をご覧ください。

マインドフルネス瞑想入門

初心者の方はまずこの本で学びながら実践してはいかがでしょう。
CD付きで音声で学べます。
CDには以下のような音声が入っています。
・朝の瞑想~1日をマインドフルにすごすための準備
・日常生活の瞑想~スキマ時間の瞑想トレーニング
・祈りの瞑想~心が安らぎ、人間関係がうまくいく
・夜の瞑想~緊張感を解き、良質の眠りに導く

脳パフォーマンスがあがるマインドフルネス瞑想法 Kindle版

1日10分、マインドフルネス瞑想で気づく力を養うというコンセプトで瞑想に適した座り方や呼吸法が解説されています。

シーン別の瞑想実践法として、歩く瞑想や聞く瞑想、食べる瞑想、見る瞑想、ボディスキャン瞑想など様々なバリエーションの方法が紹介されており、楽しめます。

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる

脳の疲れ、脳疲労を回復させるための7つの休息法を解説している本です。
マインドフルネス呼吸法、ムーブメント瞑想、ブリージングスペース、モンキーマインド解消法、RAIN、やさしさのメッタ、ボディスキャンの7つ。
脳を洗浄する睡眠☓瞑想と睡眠の大事さ、マルチタスクの弊害、脳の衝動などの説明もあり、興味深いです。
集中力やパフォーマンスを上げましょう!

危機を乗り越えるマインドフルネス

マインドフルネスとは「今、ここ」の現実に気づき、客観視すること。ネガティブ思考を手放し、感情の平安を取り戻す方法です。

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