
はじめに
時間が足りない、時間がうまく使えていない、いつも時間に追われているということはないでしょうか?
欠乏は心を占拠する。飢えた被験者が食べ物のことを考えたのと同じように、人はどんな欠乏でも経験すると、それに心を奪われる。
心は自動的に、いやおうなく、満たされていないニーズのほうを向いてしまう。
空腹な人の場合、そのニーズは食べ物だ。多忙な人にとっては、仕上げる必要のあるプロジェクトの人かもしれない。金欠の人にとっては、今月の家賃かもしれないし、孤独な人にとっては話し相手かもしれない。
欠乏は、持っているものがごくわずかだという不満だけにとどまらない。人の考え方を変える。人の心に居座るのだ。
いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学 (早川書房)
欠乏は単なる物理的制約ではなく、心、頭の中を占拠して、その人が何に着目するのか、どう意思決定するのか、行動や態度に影響するということ。
また、欠乏は洞察力を衰えさせ、前向きな考え方ができなくなり、自己コントロールが効かなくなる問題も生じます。
時間の欠乏にさらされているとしたら、時間とどう向き合い、付き合うのかを見直しましょう。
時間に関して、毎日何度も見る「腕時計」という道具を「スマートウォッチ」に変えてみるのもその一つの手段です。
Apple Watchがタイムマネジメントに役立つ3つの理由を紹介します。
- 手元で予定が見える
- リアルタイムに通知を確実に受けられる
- こまめにタイマーを使える
Apple Watchがタイムマネジメントに最強な3つの理由
手元で予定が見える

カレンダーアプリのコンプリケーションを利用してApple Watchのフェイスに次の予定を表示したり、カレンダーアプリを呼び出して手元で今日のスケジュールをチェックできます。
デジタルクラウンを回すという簡単操作で、今日のこれからの予定や明日の予定まで手元でチェックできます。
画面の小さいApple Watchですが、Siriフェイスも便利で、1日の天気や日の出、日の入りと合わせて、1日の予定の流れを見やすく表示してくれます。
人工の予定だけでなく、日の出、日の入のような自然に目を向けるのも良い習慣かもしれません。
がちゃがちゃしがちな日常において心を落ち着け、自分と向き合う時間として、マインドフルネス瞑想や呼吸をするようにも働きかけてくれます。
タスク管理アプリ「たすくま」のApple Watchアプリを使うと、次の予定やタスクをコンプリケーションに表示するとともに、手元で予定やタスクの開始、終了の記録が可能です。
リアルタイムに確実に通知を受けられる
通知を頻繁に受けると集中が途切れて非効率。
一方で、厳選した必要最小限の通知はタイムリーに行動するのに有用です。
例えば、多くの方に使われるようになったWeb会議。
作業に没頭してしまって、同僚から連絡をもらったという方もいるのではないでしょうか。
あるいはWeb会議の接続情報が見つけられずに、時間に遅れてしまったりということも。
Apple Watchで予定の10分前に通知を受け取れば、予定を忘れることはなく、余裕をもって準備できます。
通知が必ず来るという信頼があればこそ、安心して次の予定を忘れて目の前の作業に集中できます。
カレンダーアプリの通知設定は、予定の10分前や30分前、予定時刻ちょうどなど、自分の行動や好みに合わせて柔軟に設定できます。
こまめにタイマーを使える
時間に追われるよりも能動的に時間に向き合うために、タイマーを活用できます。
例えば、ポモドーロタイマーとして25分のタイマーをセットして集中して作業する。
そんなとき、Apple Watchのフェイス(文字盤)にタイマーのショートカット(コンプリケーション)を配置しておくと、タイマーの設定、開始、終了が手元で素早く操作でき、快適です。
タイマーの設定値を覚えていてくれるのも便利。
iPhoneのタイマーをセットしようとするとつい他のアプリにも手が伸びてしまい脱線が発生しますが、Apple Watchの場合、そのような誘惑とは無縁です。
まとめ
Apple Watchが最強のタイムマネジメントのツールである3つの理由を解説しました。
- 手元で予定が見える
- リアルタイムに通知を確実に受けられる
- こまめにタイマーを使える
Apple Watchを使って時間のコントロールを取り戻し、欠乏感を解消しましょう。
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