やめたい習慣をやめられない裏にある脳のメカニズム。The Science of Addiction。

なぜ、やめたい習慣をやめようと思ってしまってもやめられないのか、考えたことありますか?

ナショナルジオグラフィックの「How Science Is Unlocking the Secrets of Drug Addiction」の記事における「 The Science of Addiction (Here’s Your Brain on Drugs)」という動画がわかりやすかったのでざっくり紹介します。

How Science Is Unlocking the Secrets of Drug Addiction
We're learning more about the craving that fuels self-defeating habits—and how new discoveries can help us kick the habit.

やめたい習慣のなかでも喫煙やギャンブル、お酒など依存症に関する科学のお話です。

依存症は地球上の数千万人の人に影響しています。

しかし、これはいったいどこからくるのでしょうか?

アニメ動画は、脳のドーパミンベースの報酬システムがどのように動作し、様々なドラッグがこの報酬システムを乗っ取るのかを解説します。

How Science Is Unlocking the Secrets of Drug Addiction

音声は英語ですが、字幕を日本語(自動翻訳)に設定することもできます。

「あなたのもっとも激しい欲求はなんでしょうか?」という問いからビデオははじまります。

喫煙、ギャンブル、お酒など、人によって様々な楽しみをもっていますが、これらがいつも気になるようになってしまうと依存ということになります。

依存が作られる上でキーとなるのがドーパミンという神経伝達物質です。

脳はドーパミンベースの報酬システムで動いており、食事や子孫を残す、人と交流するなど我々が生き延びるための欲求を生み出しています。

そしてそれらの行動をすることの報酬として快楽や喜びといった刺激を受けることができます。

How Science Is Unlocking the Secrets of Drug Addiction より抜粋

ただ、このドーパミンの欲求回路が過剰に作用すると、この報酬システムが乗っ取られて依存が発生するとのこと。

まず、ドーパミンは脳幹からスタートし、脳幹背側線条体(DORSAL STRIATUM)を通っていくことで、脳の神経細胞(ニューロン)がこれまでのお酒やタバコを買うという行動を習慣化してしまいます。

次に、前頭葉前部皮質(PREFRONTAL CORTEX)では、リアルなビジュアルで欲求を思い出させます。

そして、へんとう体(AMYGDALA)では、ドーパミンは快楽の記憶のような感情でニューロンを刺激します。

このようにして脳がもっとその快楽が欲しくなるように仕向けるということです。

アニメーションを見ながらだとよりイメージがつかめると思いますのでぜひ動画を御覧ください。

まとめ

なかなかやめられない習慣の裏のメカニズムとして、ドーパミンの報酬システムに関する動画を紹介しました。

いったん依存してしまったらそこから抜け出すのは大変だと言われています。

その前に、このようなメカニズムを理解しつつ、特定の嗜好品などの楽しみに依存しすぎないよういい距離感をもって楽しむと共に、様々な活動などの楽しみを持つようにしたいですね。

以下の記事でやめたい習慣を壊すための方法として、状況と反応の結びつきを断ち切る方法を紹介してますので、こちらも御覧ください。

https://ko-do.design/2020/04/27/break-bad-habit/

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