
はじめに
スマートフォンのカメラの性能もどんどんよくなり、写真やビデオをたくさん取る機会が多いのではないでしょうか。
また、デジカメを使ったり、タブレットを使ったり、スキャナで写真をスキャンしたりと必ずしも写真が発生するデバイスは一つとは限りません。
そのため、様々なスマホ、タブレット、パソコン、メモリーカードに写真が分散してしまう可能性があり、管理が煩雑になります。
写真を管理する上で例えば以下のようなニーズがあるでしょう。
- 写真やビデオ、写真やビデオは大事な思い出。スマートフォンの故障や紛失に備えて、確実にバックアップしておきたい。
- お気に入りの写真はわざわざ探すことなくさっと見えるようにしたい。
- 旅行やイベントなどの一連の写真やビデオはアルバムとしてまとめて見やすく整理したい。
そこで、iPhoneの写真・ビデオ管理をGoogleフォトに一元化する方法について紹介します。
Googleフォトに一元化
無料・容量無制限で高機能
注)2020年11月、Googleフォトの無制限バックアップが2021年5月いっぱいで終了することが発表されましたので、容量無制限のメリットはなくなりました。
参照:Google フォトのストレージに関する変更 – Google フォト ヘルプ
Googleフォトは無料で容量無制限、検索や共有、アルバム整理など豊富な機能があります。
Googleフォトでは「高画質」というバックアップオプションを選択している限りは、圧縮や調整されるものの、無料で容量無制限になります。
無料、容量無制限。
https://support.google.com/photos/answer/6220791?co=GENIE.Platform%3DAndroid&hl=ja
・容量を節約するために、写真が圧縮されます。写真のサイズが 16 MP を上回る場合は、16 MP まで縮小されます。サイズが 16 MP の写真は、最大で約 61.0 cm x 40.6 cm まで高画質で印刷できます。
・動画の解像度が 1080p を上回る場合は、1080p(高画質)に調整されます。動画の解像度が 1080p 以下の場合、保存された動画と元の動画の見た目の違いはほとんど生じませんが、字幕など一部の情報が失われる可能性があります。
検索機能では、人の顔や場所、犬やクリスマスなどのキーワードからも検索できます。
アルバムを作成して、リンクを送ることで家族や友人と写真や動画の入ったアルバムを簡単に共有できます。
Googleフォトでは写真や動画にスター(★)をつけると、「☆お気に入り」というアルバムにまとめてくれるため、お気に入りの写真にアクセスするのも簡単です。
また、自動で整理してくる機能も便利。
写真を見返してアルバムを作っていくのは結構面倒な作業ですが、Googleフォトの「アシスタント」機能は、一連の写真からアルバム作りを提案してくれます。保存をクリックして、アルバムのタイトルを入力することで簡単にアルバムを作成できます。
他にもGoogleフォトは、静止画や動画を組み合わせてショートムービーを自動生成してくれます。品質はまちまちですが、気に入ったものはアルバムに保存するとよいでしょう。
マルチデバイス間で一元化
Googleフォトは、マルチデバイスに対応しており、iPhone, iPad, Mac, Windows PCやAndroidからでも同様に使えます。
使っているスマートフォンやタブレットにすべてGoogleフォトアプリをインストールして、バックアップするように設定しておけば、どのデバイスで写真を撮ってもGoogleフォトに集約することができます。
デジカメなどのファイルも同様にGoogleフォトにアップするように運用しましょう。
なお、バックアップと同期の設定で一つ注意が必要なのは、バックアップのタイミングです。
モバイルデータ通信を使用して写真をバックアップをオフにしている場合は、WiFiに接続しない限りはバックアップされません。
そのため、WiFiに接続してバックアップが終わる前に写真を削除してしまうとバックアップできずにその写真や動画が消えてしまうということになります。
写真を消す前には、Googleフォトのアプリを開いてバックアップされていることを確認してから消すとよいでしょう。

まとめ
複数のデバイスでバラバラになりがちな写真や動画をGoogleフォトに一元化する方法を紹介しました。
Googleフォトのスマホアプリには「思い出」機能が追加されています。
1年前、2年前、5年前など過去の写真のサムネイルが見えて、そこから昔の写真を振り返ることができます。
10年前の写真もさっと見ることができ、非常に楽しいです。
写真を見返したり、整理しているとあっという間に時間がたってしまいます。
写真をたくさん撮るだけでなく、一元化して楽しめるように環境を整えましょう。