はじめに
EvernoteやOneNoteのようなノートアプリを使って、プロジェクトやタスク、資料など様々な情報を入れている方は多かれ少なかれ、どう情報を整理したら良いのか悩んでいるのではないでしょうか。
どんどん増えていくプロジェクトやタスク。
次々に入ってくる資料やデータ。
どう情報を整理すると効率的にプロジェクトやタスクを進められるのか。
また、多くの情報による混乱状態をコントロールしていくのか。
FORTE LABSが提唱しているデジタル情報の整理法PARAメソッドを紹介します。
PARAのP, A, R, Aはそれぞれproject(プロジェクト)、areas(エリア)、resources(リソース)、archives(アーカイブ)を指しています。
PARAメソッドはこの4つのカテゴリを使って仕事や生活におけるさまざまな情報を整理するための手法です。
PARAメソッド
4つのカテゴリ
4つのカテゴリの定義は以下の通りです。
- プロジェクト(project): 期限があり、特定のゴールに結びつく一連のタスクを含むもの
- エリア(area of responsibility): 長期にわたってメンテナンスすべき活動領域であり、ゴールや期限はなく続くもの
- リソース(resource): 現在進行中の関心あるトピックやテーマ
- アーカイブ(archive): 3つのカテゴリで完了した項目
プロジェクトの具体例としては、アプリのモックアップを完了させる、プロジェクト計画を立てる、ブログ投稿する、会議に参加する。
エリアの例は、健康、ファイナンス、旅行、趣味、友人、生産性。
リソースの例は、習慣化、プロジェクト管理、コーヒー、ガーデニング、オンラインマーケティング、ノート術。
アーカイブは、完了したプロジェクトや一旦休止のプロジェクト、コミットするのをやめた活動領域、関心から外れたリソースなどです。
プロジェクト、エリア、リソースは関連していて、例えば、「アプリXの開発」のプロジェクトは、「マイビジネス」というエリアとリンクしていて、そのアプリXに関する参考資料はリソースにという具合です。
プロジェクトとエリアを分ける意味
プロジェクトとエリアを分けることで、自分がどれだけのプロジェクトを抱えているのかが分かり、仕事量を正しく把握することができます。
期限がなく常に取り組むべき「エリア」をプロジェクトとして管理していないでしょうか?
締め切りがあり、自分がコミットしているプロジェクトを明確にすると、意外とプロジェクトはそんなに多くなかったと気づくかもしれません。
また、プロジェクトはある期間で終わり、その際は満足感、達成感を得ることができます。
一方、エリアは永遠に続くもの。
モチベーションを維持し、上げていくためにもプロジェクトをエリアから切り離し、完了して、リストから消すというリズムを作るのが大事です。
完了したプロジェクトを見れば、自分が何を達成したのかがはっきりと分かるというメリットもあります。
まとめ
プロジェクト、エリア、リソース、アーカイブの4つのカテゴリで情報を整理するPARAメソッドを紹介しました。
期限があり、特定のゴールに結びつく一連のタスクからなるプロジェクトと、長期にわたってメンテナンスすべき活動領域であるエリアを分けて扱う点が画期的です。
EvernoteやOneNoteなどノートアプリをお使いの方はPARAメソッド、チェックしてみてください。