
はじめに
デジタル情報の整理法PARAメソッドを使って、Evernoteの情報を整理する方法を紹介します。
PARAメソッドは以下の4つのカテゴリで情報を整理する方法です。
- プロジェクト(project): 期限があり、特定のゴールに結びつく一連のタスクを含むもの
- エリア(area of responsibility): 長期にわたってメンテナンスすべき活動領域であり、ゴールや期限はなく続くもの
- リソース(resource): 現在進行中の関心あるトピックやテーマ
- アーカイブ(archive): 完了したプロジェクトやアクティブで亡くなったエリアやリソース
Evernoteのスタックやノートブックの機能を使ってPARAメソッドに沿って情報を整理する3つのステップを紹介します。
- 4つのカテゴリに対するスタックを作る
- 使っていないノートブックをアーカイブ
- 新しいプロジェクト、エリア、リソースのノートを作る
PARAメソッドでEvernoteを整理
4つのカテゴリに対するスタックを作る
PARAメソッドの4つのカテゴリに対して、4つのスタックを作ります。
- 1. Projects
- 2. Areas
- 3. Resources
- 4. Archives
1.Projectsというように番号をつけると意図した順番にスタックが並びます。
0 inboxのノートブックはスタックに入れずに独立したノートブックにしておいた方が使い勝手が良いです。
使っていないノートブックをアーカイブ
PARAセットアップガイドでは以下の5ステップを推奨しています。
- 新たに”Archive[今日の日付]”フォルダを作成し、既存ファイルを全て移動させる
- 現在のプロジェクトのフォルダを作る
- 新たに”Projects”フォルダを作り、そこに全てのプロジェクトのフォルダを移動させる
- 新たに”Archives”フォルダを作成し、既存フォルダを移動させる
- 必要な時だけ新しいフォルダを作る
ただ、一気にPARAメソッドに移行しても、そのワークフローが合わないかもしれません。
お試しとして、既存のノートブックやスタックの構造は維持しつつ、新たに作るプロジェクトやエリア、リソースをPARAメソッドで管理することにします。
アーカイブについては、完了したプロジェクトやアクティブで亡くなったエリアやリソースであるため、比較的やりやすいです。
使っていないノートブックは、Archivesフォルダに移動させましょう。
スタック、ノートブックの構成がスッキリします。
なお、Evernoteのノートブック数のシステム制限は1000です。
たくさんのプロジェクトがある場合はノートブックをマージしたり、タグをつけてノートブック数を減らす工夫もすると良いでしょう。
新しいプロジェクト、エリア、リソースを作る
新しくやることが出てきたら、”Projects”スタック内にプロジェクト名を付けたノートブックを作成します。
ここで、プロジェクトは期限があって明確なゴールに結びつく一連のタスクを含むものです。
期限やゴールがないものはエリアかもしれません。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
プロジェクトはある一定期間の活動であり、期限があるもの。
そのため、プロジェクト名には、例えば”202101セミナー”のように、年月を入れると良いでしょう。
年月を入れるとしっくりこないものはエリアやリソースである可能性があります。
エリアの場合は、”Areas”スタック内にブックマークを作りましょう。
Webで調べた情報や資料やスライドを入手した時、それが新しいトピックで今後もその情報を扱うことがありそうならリソースに、トピック名でノートブックを作成します。
例えば、PARAメソッドなどノート術について調べた情報を整理するため、”ノート術”というノートブックを作ります。
まとめ
Evernoteのスタックやノートブックの機能を使ってPARAメソッドに沿って情報を整理する3つのステップを紹介しました。
- 4つのカテゴリに対するスタックを作る
- 使っていないノートブックをアーカイブ
- 新しいプロジェクト、エリア、リソースのノートを作る
たくさんのスタック、ノートブックなどの情報を一気に整理しようとすると大変で続きません。
少しずつEvernoteを耕していく気持ちで、気長にデジタル情報を整理していきましょう。