はじめに
新年になって新しいことをいろいろと始めている方も多いと思いますが、時間がなくて困っていないでしょうか。
生産性を上げて、より効率化したとしても、やることがどんどん増えていたら当然破綻します。
本書のシステム「メイクタイム」は生産性とは関係ない。
作業効率を高めるとか、やるべきことを早く終わらせる、生活をアウトソーシングするという話じゃない。
自分にとって大事なことをする時間をもっと作るためのノウハウだ。
時間術大全
やることを増やす前に、まずやっていることを減らして時間を作りましょう。
モノもきちんと管理しないと空間がものに溢れてしまうため、1つ捨てて1つ買うという、1アウト・1インという考え方があります。
やることも同様に、1つ取り入れるのであれば1つ捨てましょう。
たすくま(Taskuma)を使ってやっていることを断舎離し、絞り込む方法を紹介します。
たすくまで行動を断捨離
たすくまはタスクシュート法に基づくタスク管理アプリです。
たすくまで全ての行動を記録
たすくまを利用することで、iPhoneやApple Watchで簡単な操作により、自分の行動をタスクとして記録することができます。
また、繰り返し実行する行動は簡単な操作でリピートタスクとして登録することができます。
たすくまを使って自分の行動をすべて記録しましょう。
平日と休日、1週間とれば十分です。
何かをしようとするとき、何かをしているときに、自分の行動にラベルをつけている状態を維持します。
例えば、歯を磨くのであれば「歯を磨く」、メールを書いていれば、「メール」、ブログの記事を書いていれば「ブログ」というもの。
ただあまり細かく書くのも面倒になるため、3分以上かかるタスクを目安にしましょう。
全ての行動を1つずつ仕分け
たすくまにとった行動記録を1つずつ順番に見ていきます。
絶対に削れないものは睡眠や歯磨き、身支度、通勤・通学などありますが、無駄なことややらなくてもいいものがあると思います。
仕事やその他の活動で不要な打ち合わせや作業などないでしょうか?
惰性でやっているものがあれば、今一度それが本当に必要か、効果があるのか見直しましょう。
また、普段先送りしている習慣、できていない習慣は思い切ってやめましょう。
今は、やるのにいいタイミングではないかもしれません。
ただスパッと捨てるというのは抵抗があるかも知れません。
特にやった方がいいと思っていることは手放しにくいため、今後やる習慣のリストを用意し、そこに入れておく方法を試すのもよいと思います。
詳しくは以下を御覧ください。
見直したタスク
今回、削除したタスクをいくつか紹介します。
まずは、片付け(10分)。
これはすでに使ったらしまうということが習慣化されているため、特にタスクとして時間をとらなくても維持できるため、削除しました。
また、1日1つ捨てる、という習慣についてもなかなか捨てるものが見つからない状態になっているため、いったんお休みとします。
モノが増えてきたら再開します。
なお、削除までいかなくとも、頻度を見直すのもいいでしょう。
書類や名刺をスキャンして整理するタスクについては、週に3回をやっていましたが、2回に減らしました。
まとめ
やりたいこと、やることは自然と増えていきます。
まず、やることを増やす前に、やることを減らして時間を作るために、たすくまにより、やらないことを選ぶ方法を紹介しました。
たすくまを使ってすべての行動を1週間を目安に記録し、記録されたタスクを朝から順番に見ていき、残すもの、削除するもの、頻度を落とすものの3つに仕分けします。
たすくまを使っていると常に自分が何をしているのか、次に何をするのかを意識するため、無駄な行動は自然と減っていきます。
やらないことを増やすと時間を生むことができます。
例えば、コンビニに行くのをやめるとその買い物をしている時間が自由時間として生まれます。
服もちょこちょこと買うのをやめて、シーズンでまとめて買うことで時間が生まれます。
様々な行動について、やめる、減らす、まとめるなどして、大事なことに投資する時間を作りましょう!