
はじめに
今日から運動をはじめよう、語学学習をはじめよう、続けようと思っても、なかなか始められない、続かないということないでしょうか。
理由はいくつかあります。
それをやることをついつい忘れてしまう。
やらなきゃと思っているけど面倒になる。
新しい習慣を身につけるために、時間を確保しようとしても結構たいへんです。
1日の時間はやるべきこと、やりたいことですでにいっぱいではないでしょうか。
ではどうするか?
現在、すでに習慣化されていて毎日あるいは定期的に実行していることに、新しい行動を付け加えるということであればもう少し簡単ではないでしょうか
新しい習慣を無理なくはじめ、無理なく続ける方法として、今の習慣に小さな新しい習慣化行動をアドオンする方法について紹介します。
すでに習慣化されている行動
あなたのすでに習慣化されている行動はなんでしょうか?
1日の平日の流れを朝起きてから寝るまで考えてみましょう。
職場や学校での習慣化されている行動もあると思いますが、職種などで大きく異ると思われるため、ここでは省略します。
朝
起きる。
うがいする。
シャワーを浴びる。
朝食をとる。
コーヒーを飲む。
歯を磨く。
身支度する。
朝の様々な習慣に、習慣化したい行動を付け加えるアイデアを以下で紹介します。
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http://ko-do.design/2019/11/22/morning/
移動する

家と職場や学校の間を移動する。
歩く。
電話、バスを待つ。
電車に乗る。
バスに乗る。
歩いているとき、電車やバスを待つ、乗るときにもアドオンできる小さな行動、いろいろとあります。
特に移動時間として比較的まとまった時間が確保できる方はかなりのことができると思います。
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http://ko-do.design/2019/11/23/move/
夜
着替える。
夕食をとる。
風呂に入る。
歯を磨く。
寝る。
疲れて帰ってくるとどうにでもなれ症候群になりがちです。
そこで規律を取り戻すためにも、着替える、夕食をとる、風呂に入る、歯を磨く、布団に入るという毎日の習慣に、小さなよい習慣行動をアドオンしましょう。
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http://ko-do.design/2019/11/27/night/
新しい習慣化行動をアドオンする
このように、すでに習慣化されている行動をあなたは持っています。
ここに小さな行動を付け加えることができると簡単ではないでしょうか。
理想の人生をつくる 習慣化大全では、「ながら作業」にしてしまう、という提案をしています。
そんな忙しい人にとっておきの方法が、”一石二鳥作戦”です。
新しいことをはじめるときに、いますでにやっていることに「ながら作業」として付け加えるだけで、時間不足の問題を解決することができるのです。
では、ながら作業の絶好のタイミングはいつでしょうか?
通勤時間、歩く時間、待ち時間、食事の時間、お風呂の時間などです。
理想の人生をつくる 習慣化大全 SWITCH18 「ながら作業」にしてしまう
電車にのっているときに、読書や日記を書くこともできるでしょうし、お風呂に入っているときに語学学習することもできます。
まとめ
この新しい習慣をすでにやっている行動にアドオンする方法は、様々な種類の習慣を無理なく始め、続けることができます。
自分の今の習慣に何を足すことができるのか考えるとちょっと毎日が楽しくなるのではないでしょうか。
小さな習慣の積み重ねで1日が作られ、1年が作られます。
習慣化は難しいと思われがちですが、すでに習慣化されている行動はこれだけあることに気づきます。
あなたも歯磨きは毎日2回、面倒に感じたり、やらなければと気合を入れる必要もなく、続けられているはずです。
無理なく続けられるよい習慣を増やしていきましょう。
習慣超大全――スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法
原題はTINY HABITS(小さな習慣)。行動の最小化とルーティン化と祝福を駆使しながら、行動の「モチベーション・能力・きっかけ」を調整することで、あらゆる行動を続けることも、悪習慣もやめることもできるというもの。食生活の改善、ダイエット、運動、ストレス軽減などについて、「何らかの変化」は簡単に起こせると説いています。うまくいかないのは変化に向けたアプローチ。「人間の心理に逆らわない手順」、「変化を容易にする工夫」、「推測や誤った原理によらない道具だて」に基づく多様なメソッドが紹介されています。
習慣化大全という名のとおり習慣化メソッドの決定版。「習慣化を成功させるために大切なのは、習慣化を妨げているボトルネックがどこに存在しているかを把握してアプローチすること」と説いています。習慣化が続かない原因は、実は表層の行動レベルだけでななく、それよりも深い思考や感情、環境に原因があることも。本書では、行動の習慣、思考の習慣、感情の習慣、環境の習慣に関する65個のメソッドが紹介されています。この中のメソッドでやってみたいもの、自分の状況、問題に合っているものを試してみましょう。Audible版も提供されてます。
Atomic Habits: ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
習慣的行動の1%の改善を積み重ね、着実に成果を出す方法。毎日1%よくなったら1年後には37倍よくなるという複利の効果を説いています。一気に成果を出そうと大きな行動に挑戦しても続きません。ちょっとだけやっても効果はなかなか見えないですし、成果が出るまで時間がかかりますが、複利の考え方で取り組みましょう。
本書では幸福は見つけたり、追求するものというよりも、創造する、築くものだと説いています。理由は、私たち自身の中に幸せを作り出す力があることが様々な調査からわかっているから。幸せは小さな行動ですぐに始められるとし、科学的な研究に裏付けされた、根拠のある12の習慣を解説しています。
・感謝の気持ちを表わす、楽観的になる、考えすぎない、他人と比較しない、親切にする
・人間関係を育てる、ストレスや悩みへの対抗策を練る、人を許す、熱中できる活動を増やす
・人生の喜びを深く味わう、目標達成に全力を尽くす、内面的なものを大切にする、身体を大切にする-瞑想と運動
モチベーションに頼らず、絶対にできる「小さな習慣」にフォーカスする。
「行動するのにモチベーションが必要だと信じることほど、危険な習慣はありません。モチベーションを上げたいと思うこと自体は問題ではないのですが、それがないと何もできないと考えるのは問題です。この考えが行き着く先は、怠け癖のサイクルでしかありません。」モチベーションに頼らず、絶対にできる行動を続けることにフォーカスする。30分の筋トレという目標を立てるのではなく、まず1回の腕立て伏せという目標からはじめる。このような小さな目標であればハードルが高すぎると圧倒されることもなければ、やる前から疲れてしまうこともありません。1回の腕立て伏せであれば時間がなくてできないということもないでしょう。
やりたいことを小さな習慣にブレイクダウンして生活に取り入れていきましょう。
「人に能力の差はなし。あるのは、習慣の差」だけであり、習慣は人生を通して役立つ最強のスキルと説いています。小さく始める、仕組みを作るなどの習慣化のスキルや挫折しない秘訣などが紹介されています。小さな習慣からはじめて、「自分で決めた約束を守ることができた」という実績を作る。それを1日、1日と続けることで達成感が得られる。この何か1つでも続けられたという記憶が増えれば、別のことをやろうとした時も「自分はできる!」とワクワクしたり、楽しんだりできるようになります。