はじめに
日記はセルフコーチングのツール。
今日の出来事を書きながら、自分と対話し、思考や感情を整理できます。
書きながら、反省し今後につなげることもできる。
日常を振り返り、成長するための日記として、GPSフレームワークに基づく振り返り日記の書き方を紹介します。
GPSフレーワークは、「こころが片づく「書く」習慣」で紹介されている振り返りの方法。
Good, Problem, Solutionの3つで1日、1週間あるいは1ヶ月を整理して振り返ることができます。
- Good: よかったことを書く
- Problem: できなかったことを書く
- Solution: 解決策を書く
GPS振り返り日記の書き方
Good: よかったことを書く
「今日も決めた通りに仕事が進まなかった」
「こころが片づく「書く」習慣」
「早起きができなかった」
「運動ができなかった」
自分に厳しい人ほど、反省すること、できなかったことに思考が偏っていくものです。
しかし、1日の中にはもっと多様な出来事があり、よかったこと、うまく行ったこと、成長したこと、達成したこと、気づいたことがたくさんあります。
それなのに、私たちは反省することは自然と行っていても、あえてよかったことを振り返らないものです。
その日の嬉しかったこと、学んだこと、できたこと、成長したこと、感謝できることなどポジティブなことを書きます。
どうしても落ち込んだこと、失敗したことなどネガティブなことは記憶に残りますが、よかったことは忘れがち。
よかったことをたくさん思い出して書き出しましょう。
よかったことがなかなか書けない場合、自分の幸せを感じる力をトレーニングするアプリ「はぴトレ」を活用してもよいでしょう。
徐々によかったことに気づくセンサーの感度が上がります。
Problem: できなかったことを書く
失敗したこと、落ち込んでいること、できなかったことなどを書きます。
順番としては、Good(よかったこと)の後に書くのがよいでしょう。
以下は日記テンプレートの例です。
Problemに書くことが多い場合、モーニングページとして、朝、ノートに頭の中にある問題や不安、心配を書き出すワークを行うのもいいでしょう。
Solution: 解決策を書く
Problemの各項目に対して、解決策を書きます。
悔やんだり、クヨクヨしていても問題は解決されません。
対策を考え、小さな行動でも実践することで前に進むことができます。
次回は気をつけようというような曖昧な対策ではなく、具体的なタスクに落としこみをします。
例えば、書類に不備があった場合は、書類作成のチェックシートに注意事項を追加すれば、同じ失敗をすることが防げます。
1週間の振り返りで、解決策を実行できているかレビューしましょう。
まとめ
日常を振り返り、成長できるGPS振り返り日記の書き方を紹介しました。
- Good: よかったことを書く
- Problem: できなかったことを書く
- Solution: 解決策を書く
日記はセルフコーチングのツールです。
できたこと、学んだことも振り返り、よい行動は継続する。
反省や後悔で終わらずに、必ず解決策を書き、実践する。
手帳とセルフコーチングの日記を統合したセルフコーチング手帳の記事もご覧ください。
日記を紙で書きたい方には、1日1ページのほぼ日手帳、自由に書けるロイヒトトゥルムもおすすめです。