はじめに
試験、TOEIC、ダイエット、マラソンレース、ビジネス。
やりたいこと、やるべきこと、様々な目標を立てる機会があるでしょう。
ただし、その場の思いつきで目標設定して、行動をはじめていないでしょうか。
よく考えずにとりあえずはじめてもやる気が続かず、成果も出ません。
心の深いところでその目標の意義や価値、やる理由を感じることが必要です。
目標設定に役立つセルフコーチングの4つの質問を紹介します。
- なぜその目標を達成したいのか?
- その目標を達成すると、あなたは何を得るのか?
- その目標を達成しないと、何が起こるのか?
- その目標を通じてあなたが周囲に与えることができる価値は何か?
目標設定に役立つセルフコーチングの質問4つ
なぜその目標を達成したいのか?
TOEICで900点を取るという目標、なんとなく英語ができると良さそうというレベルでは毎日の勉強を続けることは難しいでしょう。
3ヶ月後に海外拠点に赴任する、昇進試験のためにある点数が必要など明確な強い理由が必要です。
こちらの記事のワークシートも活用してください。
その目標を達成すると、あなたは何を得るのか?
いつも海外拠点とのWeb会議に不安やストレスを感じていた場合、得られるものは自信や安心という感情でしょう。
目標達成して得られる感情を味わってみて、本当にそれが得たいものであるか感じてみましょう。
それが強い感情であればその目標は自分にとって重要なものです。
逆に、あまり感情が動かないようであれば、その目標の優先度は高くありません。見直した方が良いでしょう。
目標達成や成功のイメージについてはこちらの記事もご覧ください。
その目標を達成しないと、何が起こるのか?
ダイエットで今よりもマイナス3キロを目標としたとして、それが達成できない場合、自分の生活に何が起こるのか。
自分の人生において何を失うのか。
3ヶ月、1年、3年のスパンで考えてみます。
さらに体重が増えて、お気に入りの服が着られない、自分はダメだと自己肯定感が下がる、動くのが億劫になって行動できなくなる…
ネガティブな未来を想像すると、その目標をやる理由が明確になるでしょう。
目標を通じてあなたが周囲に提供できる価値は何か?
その目標設定の意義が自分の中に閉じるよりも、誰かのためになるものであると、より強い目標であるといえます。
TOEIC900点という目標は、英語力が上がることで、会議にもっと貢献できる、より大きな問題解決を図ることができるということかもしれません。
また、TOEICを一緒に勉強している仲間がいればその励みにもなるでしょう。
自分の努力が周りへの勇気付けなど、いい影響を与えることがあります。
まとめ
目標設定に役立つセルフコーチングの4つの質問を紹介しました。
- なぜその目標を達成したいのか?
- その目標を達成すると、あなたは何を得るのか?
- その目標を達成しないと、何が起こるのか?
- その目標を通じてあなたが周囲に与えることができる価値は何か?
質問を活用して、心の深いところでその目標の意義や価値、やる理由を感じましょう。
この土台をしっかり作ることは行動を継続する大きな力になります。
「セルフコーチング入門 第二版」ではセルフコーチングの典型的な進め方として、以下の6ステップから構成されるWISDOMモデルを紹介しています。
この中の最初のステップ「Will 志を立てる」は、自らの目標達成への意識を徹底的に確認すること。
役立つ質問、ノウハウが詰まっている良書です。参考にしてください。
・Will 志を立てる
・Image 成功のイメージを描く
・Source エネルギー源を探す
・Drive Map 成功までの地図を描く
・Operation 行動に移す
・Maintenance 習慣化への努力