はじめに
失敗しない習慣化の目標設定法として、緊急性と効果の観点で絞り込むステップと、その習慣が何につながるのか、なぜいまやるべきなのか、やる理由を書く手順について紹介しました。
こちらの記事では、ワークシートに「やる理由」を書きました。
ただ紙に書くのはその理由を考えたり、アイデアを出したりするのには良いのですが、この「やる理由」を思い出させるという目的には不便です。
行動コーチの目標設定機能
行動コーチアプリには、この「やる理由」をマイページに記入する機能と、それを思い出させるリマインダーメールの機能の二つがあります。
やる理由のマイページ記入機能
行動コーチアプリには、マイページのタブがあります。
ここでは3つの習慣を選べるようになっています。
人によってはたくさんのやりたいことがあって、3つでは足りないと思うかもしれません。
ただ、自分の持つ時間やエネルギーなどリソースは有限であり、なんでもかんでもはできません。
たくさんやればやるほど力が分散してしまう可能性もあります。
そのため、最大でも3つの習慣に絞り込むことをおすすめしています。
行動コーチアプリもそれに合わせ、習慣1、習慣2、習慣3の3つのセクションを用意しています。
習慣1のセクションは、「なぜやるのか?何につながるのか?」というテキストエリアと、「いつ、どこで、どれくらい、何をするのか」というテキストエリアを用意しています。
ここにワークシートに書いた「やる理由」を転記しましょう。
また、いつ、どこで、どれくらい、何をするのかについては、以下の記事でGoogleカレンダーを使って具体的な行動に落とし込む方法を紹介しました。
Googleカレンダーに予定やリマインダとして登録できていれば、3W1Hは明確になっていると思いますので、それをアプリのマイページにも書くようにしましょう。
やる理由のリマインダーメール機能
マイページの習慣3の下に、「朝コーチメール送信」というセクションがあります。
ここのスイッチをオンにすると、毎朝、5時〜6時にメールが送付されます。
毎朝、取り組んでいる習慣の「やる理由」がメールでリマインドされます。
ある行動を習慣化しようとしても、やる気、熱量はどうしても下がります。
そのときに、なぜそれをやりたいのか、なぜそれが今の自分に必要かという理由、そのときの気持ち、感情を思い出すことできればリカバリできる可能性が上がると思います。
また、何度もこの「やる理由」を見ることで、自分の中で、その習慣をやることの意味づけが強化される感覚があります。
続けるための一つのよい方法だと考えています。
おわりに
行動コーチアプリの、「やる理由」をマイページに記入する機能と、それを思い出させるリマインダーメールの機能を紹介しました。
習慣化アプリをいろいろ試しましたが、「それをやるべき理由を書ける」というようなマニアックな機能をもったアプリに出会ったことはありません。
お使いの習慣化アプリにはこのような機能がないと思いますので、手帳に書いたり、カレンダーアプリに記入するなどの手段で、「やる理由」を思い出し、意味付けを強化する仕組みを作ってはいかがでしょうか。
編集後記
行動コーチアプリのリマインダメールは、モニタの方から役に立っているという声をいただきました。
そのメールを見て「あ、やらなきゃ」と気づくきっかけになっているとのこと。
人によっては何度もメールが来るとそれに慣れてしまってリマインダにならないということもあり、個人差がありそうです。