はじめに
ダイエットする、毎日、日記を書く、朝夜にストレッチをやるというような曖昧な目標設定していませんか?
以下の記事で、失敗しない習慣化の目標設定法として、緊急性と効果の観点で絞り込むステップと、それをやる理由を書く手順について紹介しました。
優先度の高い習慣に絞り込み、それをやるべき理由も明確になったとしても、それが具体的な行動に落とし込まれずに曖昧なままだと、行動を続けることは難しくなります。
具体的に、というのはいつ(When)、どこで(Where)、何(What)をどう(How)やるのかという3W1Hです。
目標が具体的に落とし込まれていないと行動ができない理由について解説した後、デジタルカレンダーを活用して、具体的な行動に落とし込む方法を紹介します。
曖昧な目標設定では続かない理由
目標が具体的に落とし込まれていないと行動ができない理由は2つあります。
- 行動を実行するトリガがない
- 行動を実行する際にどうやるかを考えなければならない
行動を実行するトリガがない
ストレッチを朝やる、日記を夜に書くと決めても、それをやるタイミングも場所も曖昧です。
そのため、やることを忘れてしまったり、覚えていてももうちょっと時間があるときにやろう、と後回しにしてしまう可能性があり、実行される確率は大きく下がります。
シャープに、起きたときすぐにストレッチをやる、22時に日記を書く、など実行するタイミングを明確に決めるのがよいでしょう。
また、電車に乗っているときに日記を書くなど、時間以外に、場所をトリガにしてもよいでしょう。
いつ(When)、どこで(Where)を必ず決めましょう。
行動を実行する際に何をどうやるかを考えなければならない
ストレッチを朝やる、日記を夜に書くというレベルでは、なに(What)をどう(How)やるのかが曖昧です。
ストレッチは何のメニューをどれくらいやるのか、決めておかないと毎回、どのようなストレッチをどれだけやるのかを毎回考えなければならなくなり、面倒です。
面倒なことは続きません。
日記についても、どのような項目をどれだけ書くのかを決めておかないと毎回考えなければなりません。
デジタルカレンダーを利用した行動落とし込み
曖昧な習慣化したいことを、具体的な行動に落とし込むには、いつ(When)、どこで(Where)、何(What)をどう(How)やるのかという3W1Hのそれぞれを明確にします。
そのためにGoogleカレンダーなどデジタルカレンダーを利用しましょう。
習慣化したいことを、Googleカレンダーの予定、あるいはリマインダーとして入力します。
いつどこでの具体化
カレンダーに入力するには、まず曜日や時間を決めなければなりません。
そのため自然といつ、Whenが明確になります。
通勤時にやるのであればあなたの通勤時間帯に入るはずですから、時間を決めればおおよそ、場所、Whereも明確になります。
何をどれくらいの具体化
そして、予定やリマインダの件名は、その時間になった時に具体的に自分が動けるように記入しましょう。
ここに運動と書いても何をやっていいのか分かりません。
上の図のように具体的にスクワット30回、ブログの目次案メモなどの行動を書きましょう。
さらに予定のメモ欄にストレッチのメニューを書くのも良いですね。
繰り返し
また、習慣にしたい行動ですので、繰り返しも一緒に設定しましょう。
同じ7時でも、以下のようなパターンがありますが、Googleカレンダーは曜日や日付などを指定して細かな繰り返し設定が可能です。
- 毎日7時
- 平日7時
- 休日7時
- 月曜日、水曜日7時
- 毎月15日の7時
- 一周おきの水曜日7時
まとめ
曖昧な習慣化の目標では、なぜうまくいかないのか理由として、行動するためのトリガーがないこと、また、行動するために考える必要があることを述べました。
また、曖昧な習慣化目標を具体化するための方法としてデジタルカレンダーに予定やリマインダーとして行動を入力する仕方を紹介しました。
カレンダーを活用して習慣を身につけましょう。