
はじめに
本を読んだり、動画を見たり、セミナーに参加して、早起きや運動、片付けなどの習慣を今日からやろうと始める瞬間。
その時が、その行動を実行したいという熱量が一番高い状態です。
その後は熱が覚めていき、いつしか続かなくなってしまいます。
やりたいと思った時には、なぜそれをやりたいのか、なぜそれが今の自分に必要かという思いがきっとあったと思います。
ただ、それを言語化して残さないことには、そのやりたい理由やモチベーションは消えてしまいます。
また、時間は有限です。
何かの行動を続けて習慣化するためには時間やエネルギー、場合によってはお金など自分のリソースを使います。
そのため、やりたいことを絞り込む必要があります。
やりたい理由や必要性を言語化して、それが本当に自分にとって必要なことなのか、他のことよりも優先してリソースを確保してやるべきなのか判断した方が良いのではないでしょうか。
失敗しない習慣化の目標設定法を紹介します。
緊急性と効果で絞りこむ

以下の記事では、自分の習慣を、現状できていること、気になっていること、やりたいことの3つでふりかえりました。
人によってはたくさんのやりたいことがあったかもしれません。
ただ全部はできません。
最大でも3つの習慣に絞りましょう。
3つの選び方としては、緊急性と効果の観点で考えると良いでしょう。
緊急性は、すぐにその習慣を始めるべきだと思うもの。
いつかできればいいという程度のものであれば緊急性はなく、必要性もないでしょうから、やらない方がいいでしょう。
そして効果については、それができることで自分の人生がどれだけ良くなるのかという観点で考えます。
頑張ってもあまり効果がないものは優先度を下げて、高いものを選んだ方がいいでしょう。
なぜやるのか、何につながるのか
次のステップが最も重要だと考えていますが、その習慣をやるべき理由を書きましょう。

これは、自分のやる気が落ちた時に、それをやる理由を思い出すための情報、思いです。
なぜそれをやるのか、何につながるのかという二つの観点で書きます。
言い換えると、なぜそれが今の自分にとって必要なのか、それを続けると自分にとってどんないいことがあるのか、ということを言語化します。
なんとなくよさそう、なんとなくやりたいと、曖昧に考えていると、文字にするのは結構大変かもしれません。
しかし、自分のモチベーションに再度火がつくように、自分に刺さる言葉で書きましょう。
例を示します。
片付けを習慣化したい人の片付けをやる理由の例です。
「片付けにより空間的スッキリ感を味わうことができる。生活・思考がシンプルになりもっと行動できるようになる。」
もう一つ、ウォーキングを習慣化したい人の理由の例です。
歩くことで気分転換できてスッキリしてストレスが減り、アイデアもたくさん出る。気になる体重も減り、体も気持ちも軽くなる。

まとめ
失敗しない習慣化の目標設定法として、緊急性と効果の観点で絞り込むステップと、それをやる理由を書く手順について紹介しました。
習慣化ぎ失敗する理由の一つのパターンは、あまり考えずに勢いでいろいろやろうとして出来なくなることではないでしょうか。
出来たらいいなということはたくさんあります。
リソースは限られています。
それを本当にやるべきなのか優先度を考えましょう。
ただし、やる理由、何につながるのか理由は明確であっても、やる気が出ない時もあります。
ただそれでも、自分が書いた「なぜやるのか」という理由には力があります。
その日は残念ながら疲れていてやる気が出なかったとしても、次の日にはそのやる理由をきっかけに実行できるかもしれません。
参考書籍もご覧ください。