はじめに
デジタルデトックスについて以下の記事で振り返りしました。
デジタルデトックスの目的は、デジタルツールやソーシャルメディアの使いすぎによってもたらされるストレスや注意散漫な状態を減らし、リアルな人との交流や体験、今の作業に集中することによって得られる充実感や満足感、没頭する状態を実現することと考えています。
デジタルデトックスによって、得たい心身の状態をカラダ(フィジカル面)とココロ(メンタル面)に分けて、より深堀りしていきたいと思います。
カラダの得たい状態
カラダの場合は、長時間のスマートフォンやPCの利用による目の疲れ、首・肩こり、腰痛、頭痛などの痛みが解消され、エネルギーに満ち溢れた元気な状態でしょうか。
操作による手や指の疲れ、首の疲れなど、長時間同じ姿勢をしていることによる疲労の解消もあるかもしれません。
最近はスマートフォンを見るためにどうしても頭を前に突き出して下を見るような前傾姿勢をとるため、ストレートネックの問題もあると言われています。
ストレートネックとは、ゆるやかにカーブしているはずの頸椎(首の骨)が、首を前に出した姿勢を続けたことによって、まっすぐになってしまった状態です
【ストレートネックの治し方】首や肩の痛みは「スマホ首」が原因だった!
またデジタルツールやソーシャルメディアによる夜ふかしで起きている、不眠や眠りが浅いなどの睡眠不足や睡眠の質の問題を解消したい方もいるでしょう。
疲労や痛みなどがなく、よく眠れている状態、カラダが整っている状態が理想です。
ココロの得たい状態
メンタル面では、ストレスや注意散漫を感じることなく、集中した状態を獲得し、充実感や満足感を感じている状態でしょうか。
ストレスとしては、本来は見たくない、見る必要のない動画やニュース、SNS等で時間を浪費したときに、自己嫌悪になったり、自己肯定感が下がることによりストレスを感じることがあるかもしれません。
また、職場から帰って家でも休日でもPCやスマホで仕事をしてしまっていて気が休まならずストレスになっているという人であれば、オンとオフを切り替えて、しっかり休めている状態、リラックスしている状態が得たい状態でしょう。
注意散漫については、常にメールやLINE、メッセンジャーなどが来てないか気になってしまい集中できない、通知があると今やるべき勉強や仕事、作業をおいて見に行ってしまうということをなくしたい方もいるでしょう。
これらのストレスや注意散漫に関して、FOMOという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
Fear of missing out、取り残されることへの恐れという意味です。
Wikipediaでは以下のように、他の人が満足感ややりがいのある経験をしているかもしれないところに自分がそこにいない(欠席している)という不安とされています。
また、他の人がしていることと常につながっていたい欲求や、後悔への恐れとも言われています。
なにかの交流イベントや新しい体験、お得な情報などを見逃していないかという強迫観念的な不安です。
Fear of missing out, or FOMO, is “a pervasive apprehension that others might be having rewarding experiences from which one is absent”.[2] This social anxiety[3] is characterized by “a desire to stay continually connected with what others are doing”.[2] FOMO is also defined as a fear of regret,[4] which may lead to a compulsive concern that one might miss an opportunity for social interaction, a novel experience, a profitable investment, or other satisfying events.[5]
Fear of missing out – Wikipedia
FOMOによって、ソーシャルメディアをチェックしたり、新しいニュース記事をチェックせずにはいられなくなります。
そのような衝動や不安を感じることなく、ココロが整っている状態を得たいのだと思います。
まとめ
もしデジタルツールやソーシャルメディアに振り回されていると感じているのであれば、一度、自分がデジタルデトックスにより、何を得たいのかを考えて、書き出してみてはいかがでしょうか。
紙に書くことで、自分が今感じている心身の状態の課題とともに、どうありたいかが明確になります。
デジタルデトックス関連の動画もぜひご覧ください。