
はじめに
「セルフコーチング」は自分自身をコーチングすること、「心の中にコーチを持つこと」です。
セルフ・コーチング入門では、「自らの自発性によって、問題を解決し、目標を達成していくための心内対話」と定義しています。
セルフ・コーチングで効果をあげるためには、「いつもの自分とは異なる立場から質問を発するもう1人の自分」をイメージして、自分自身を客観的にとらえる視点が必要になります。
セルフ・コーチング入門
iOSにはショートカットアプリというiPhone, iPadの作業を自動化する便利な機能があります。
この機能を使って、毎朝、日替わりの質問をしてくれるセルフコーチングボットを作ります。
iPhoneショートカットアプリを使ったセルフコーチングボットの作り方を紹介します。
毎朝通知される、日替わりの質問で1日を始めることができます。
通知の時刻、質問の内容はお好みでカスタマイズできます。
セルフコーチングボットの作り方
オートメーション作成

iPhoneのショートカットアプリを開いて、新規オートメーションを作成します。
オートメーションはショートカットの一種で、自分の到着や出発、iPhoneの設定、時刻などによって一連の作業を実行することができます。
個人で使うのであれば、個人用オートメーションの作成で良いでしょう。

そして、オートメーションを編集します。

なお、ここで重要なのは「実行の前に尋ねる」をオフにしておくこと。
これがオンのままだと、ショートカットを実行するタイミングでわざわざ確認が入ってしまいます。
時刻イベントの指定
まず、時刻のイベントとして、「いつ」は毎日、7:00と設定しています。
時刻はお好みに応じて、もっと早くしたり、遅く設定しても良いでしょう。
繰り返しのところで毎週を選ぶと、曜日を選ぶこともできるため、例えば平日だけを選ぶこともできます。

質問メッセージの通知を表示

次に、質問メッセージを通知として表示するようにします。
まず、リストのところに日替わりのメッセージを書いていきます。
- おはようございます!今日のハイライトは何ですか?
- おはようございます!迷っていることがあれば書き出しましょう!
- おはようございます!今日一番、達成したいことは何ですか?
- おはようございます!睡眠は十分ですか?
- おはようございます!今日、一番やりたいこと、楽しみたいことはなんですか?
自分に問いかけをしたいメッセージを書いていきましょう。
好きなだけリストに質問を追加することができます。
質問の例についてはこちらをご覧下さい。
次に、このリストからランダム項目を取得します。
これで、上記のリストのメッセージのいずれかがランダムに選ばれます。
そして、通知のアクションを追加し、「リストからの項目」を選びます。
これで、毎日朝7時に以下のようなコーチングのメッセージがロック画面などで通知されます。

まとめ
iPhoneショートカットアプリを使ったセルフコーチングボットの作り方を紹介しました。
毎朝通知される、日替わりの質問で1日を始めることができます。
通知の時刻、質問の内容はお好みでカスタマイズできます。
オートメーションは執筆現在(2021/2)、共有ができないのですが、上記の画面を見ながらやればそれほど難しいものではないため、ぜひチャレンジしてみてください。
Slackを使ったコーチボットの作り方はこちらの記事をご覧ください。