はじめに
時間をうまく使えていない。
なんとなくだらだらと時間が過ぎてしまう。
時間を区切りのない流れととらえるか、あるまとまりとして扱うかで時間の使い方は大きく変わります。
例えば、打ち合わせの多くの開始時刻は毎時0分か30分のいずれかが多く、時間も30分や1時間など30分単位で設定することが多いでしょう。
自分の普段の生活においても、30分区切りを意識しましょう。
行動の開始終了時刻を30分単位で区切る習慣の3つのメリットを紹介します。
- 手間なくポモドーロテクニックが実践できる
- 締め切り効果を活用できる
- 記録が取りやすい
行動の開始終了時刻を30分単位で区切る習慣の3つのメリット
手間なくポモドーロテクニックが実践できる
25分作業して、5分休むを繰り返すポモドーロテクニックは、集中して作業するのに本当に役に立ちます。
https://ko-do.design/2019/07/23/befocused-pro052/
ただし、任意の時間で始めると、タイマーを見なくては残り時間が分かりません。
毎時0分あるいは毎時30分から作業をスタートするようにすれば、タイマーをスタートする必要なく、時計をひと目見れば、残り時間が分かります。
時報アプリを使うとタイマーのスタート、ストップも不要で、音で区切りに気づくことができます。
締め切り効果を活用できる
時間を区切るからこそ、今のスロットの残り時間を意識することができます。
残り時間が迫ってくると、なんとかきりのよいところまで終わらせようと集中力が増すことはないでしょうか。
時間制限の中でなんとか形にしようと考えるため、完璧主義で過剰な手をかけてしまうことなく、必要十分な品質を目標に時間を使うことができます。
https://ko-do.design/2019/12/06/deadline/
締め切り効果を得るためのポイントは、30分の区切りを厳格に守ること。
区切りを守らずに作業を続けてしまうと、集中して密度を上げることは難しいでしょう。
記録が簡単
任意の時間で行動を区切ると記録をとるのも手間がかかります。
元々30分の時刻に合わせて行動するようにすると、Googleカレンダーへの行動記録も簡単です。
https://ko-do.design/2019/11/25/calendar/
タスク管理ツールの「たすくま」では細かく行動の開始・終了時刻を記録できますが、30分単位で行動していればそのようなツールを使うことなくとも記録が可能です。
https://ko-do.design/2019/07/19/apple-watch-048/
30分単位で行動していれば、後でこの時間帯に何をしていたのか分からないという「使途不明時間」を減らすことができるでしょう。
https://ko-do.design/2020/02/07/recording/
まとめ
時間を区切る習慣として、行動の開始・終了時刻を毎時刻30分単位で区切ることの3つのメリットを紹介しました。
- 手間なくポモドーロテクニックが実践できる
- 締め切り効果を活用できる
- 記録が取りやすい
時間を30分単位で区切って行動の開始・終了をする習慣は、なかなか取りかかれないタスクに着手したり、ずるずるとやり続けているゲームを終わらせるきっかけづくりにも活用できます。
運動、勉強など一つのことから、区切る習慣をはじめてみてはいかがでしょうか。
仕事に追われることなく、計画的にストレスフリーで実行するための方法を学べます。
タスク管理、時間管理に関して、クローズ・リストとオープン・リスト、TODOリストとWILL DOリスト、ファーストタスクなど役に立つテクニックが満載です。
例えば、クローズ・リストは、仕事は「ここまで!」と制限するラインが引かれたリストです。一度クローズしたら基本的にリストに新しい仕事の追加はできません。この区切りを持つことで、いつまでも仕事を夜まで続けてしまうということを防ぐことができます。
なぜ,仕事が予定どおりに終わらないのか?~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術
タスク管理アプリ「たすくま」や「TaskChute Cloud」を使うのであれば、タスクシュート時間術をまず押さえておきましょう。
基本的なルールは以下の5つ。
①「本日1日分の仕事」を1シートで管理する
②「これからやる仕事のリスト」と「ここまでにやった仕事のリスト」を一元管理する
③「1分間以上時間のかかること」は全て管理する
④全ての仕事の「見積もり時間」を出しておく
⑤「本日1日分の仕事」がすべて終わったら何時になるかの予測を自動算出することで、常に仕事の終わる時間(または就寝時刻)をリアルタイムに把握する
他にも時間管理を極めたい方には割り込みの扱い方、タスクの時間の見積もりの仕方など参考になる部分が多いでしょう。
時間術大全――人生が本当に変わる「87の時間ワザ」
時間管理の本は数多くありますが本書には役に立つノウハウが多く解説されています。
中でも今日の一番大事なことを決める「ハイライト」は簡単に実践でき、効果も高い技法です。
最優先で実行することで達成の確率が高まりますし、1日終わったとき、満足感が得られます。やれなかったということよりも、やれたことに目を向け、コントロール感を持つことができます。
終わりのないタスクのストレスをなんとかしたい。もっとコントロール感を持ちたい。本書は時間を有効に活用し、「心の安らぎ」と充実感を得るための考え方や方法を様々な切り口で解説しています。時間のコントロール、行動のコントロール、人生のコントロールの3つのパート、10の自然の法則をチェックしてみてください。自分がコントロールできる唯一のもの、それは自分自身。そして、価値観と合わないタスクをいくらこなしても忙しくなるだけです。
働き方が大きく変わり、いかに時間内で効率的に大きな成果を出せるのかが問われています。
これまで、とにかく仕事を達成することだけを考えていて、ある意味、仕事にどれだけ時間をかけるのかに無頓着だったという方も多いのではないでしょうか。本書は、ダラダラ仕事や非効率なプロセスを排除する方法として、「退社時間を決めて自分を追い込む」「成果と効率は分けて考える」「シングルモードで集中する」など、すぐに始められる超実践的な「仕事の高密度化」テクニックやツールを紹介しています。
いつも時間に追われていて、思うとおりに物事が片付けられないという時間の欠乏を感じていないでしょうか。「人ははどんな欠乏でも経験すると、それに心を奪われる。心は自動的に、いやおうなく、満たされていないニーズのほうを向いてしまう。」空腹な人の場合、そのニーズは食べ物で多忙な人の場合、仕事やプロジェクト。欠乏は持っているものの少ないという不満に留まらず、心に居座り、問題の捉え方、対処の仕方、取り組み方などの考え方、行動を変えてしまうということです。