はじめに
なんだかやる気が出ない、頭がごちゃごちゃしている。
元気がない、何をするにも億劫。
このような状態のまま、ずるずるとしていると物事が前に進まず、ますます状態が悪くなっていきます。
常にやる気がある状態を維持することはできません。
人の体調、モチベーションは上がったり、下がったり、変化するのが普通です。
やる気が出なくなるのは当たり前。
いかにその状態から早く切り替えて、復帰するかという点に技術があります。
やる気が出ないときは、体を動かし、空間を整え、自分の状態を変えましょう。
元気が出ない、腰が重い状態のため、行動のコストが低い、手軽な片付けがよいです。
やる気が出ないとき、プチ片付けをするべき3つの理由を紹介します。
- 身体を動かし心を動かす
- 空間、環境を整える
- 自己効力感を得られる
やる気が出ないとき、プチ片付けをするべき3つの理由
身体を動かし心を動かす
まずは、床にあるモノ1つを捨てましょう。
床に落ちている不要な物やゴミ。
チラシや雑誌、ペットボトルなどもあるかもしれません。
片付けをする際には、物を動かしたり、出したり、捨てたり、必ず身体の動作が伴います。
やる気がでないときは身体が縮こまったり、こわばっていたり、身体に動きがなく止まった状態です。
一方、やる気がある時はキビキビ動いたり、動作も大きかったり、身体もリラックスしている状態でしょう。
心と身体はつながっていて相互に影響を及ぼします。
やる気のある状態と同様に、キビキビ動いたり、大きな動作を動かすことで心の状態をやる気がある状態に近づけることができます。
空間、環境を整える
やる気がない状態では、コップや本など使ったものや脱いだ衣類も出しっぱなしになっていたり、まず空間が散らかります。
乱雑で散らかったモノが目に入ると自分の集中力やエネルギーをどんどん奪っていき、マイナスのスパイラルが発生します。
片付けをすることで、空間をすっきりさせ、心地よさを感じることができます。
換気して空気を入れ替える。
机の上、棚の上のモノを引き出しや棚にしまう。
特に机の上に出ているものは絞り込み、最小化しましょう。
自己効力感を得られる
出したモノをしまう、不要なものを捨てる。
小さな行動ですが、ちょっと面倒だという気持ちに打ち勝ち、有意義なことを達成できたという事実が、自己効力感を強化してくれます。
自己効力感はセルフ・エフィカシー(self-efficacy)とも呼ばれ、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認識していること。
カナダ人心理学者アルバート・バンデューラが提唱した概念です。
自己効力感が強いほど実際にその行動を遂行できる傾向にあるといわれています。
何かの行動をするための「やる気」を、自己効力感は後押ししてくれるでしょう。
まとめ
やる気が出ないとき、プチ片付けをするべき3つの理由を紹介しました。
- 身体を動かし心を動かす
- 空間、環境を整える
- 自己効力感を得られる
まずは見えているところを片付け、不用なものは捨てましょう。
1つ捨てるだけでも、スッキリしてやる気をチャージできます。
日常的にモノを捨てることを習慣化できると、空間も感情もクリアな状態を維持できます。
「1日1つ捨てる」習慣について、以下の記事をご覧ください。