9つの性格タイプを理解し活用
エニアグラムという9つの性格タイプ分けの体系、ご存知でしょうか?
エニアグラムが目指しているのはその人を動かしているエネルギーや囚われに気づき、それを自らの幸福のために活用できるようにすること。
エニアグラムは、人を生まれながらの気質によって9つの性格タイプに分け、それぞれが本来持っている可能性、そして基本的特徴(世界観や水面下の同期、思考・感情・行動パターン、長所、課題、人とのかかわり方や仕事のスタイルなど)を描いています。
自分や他者のありかたを深く理解する、非常に効果的な「こころの地図」として、世界中で大きな反響を呼び、広がっています。
「エニアグラム【実践編】 人生を変える9つのタイプ活用法」
「エニアグラム【実践編】 人生を変える9つのタイプ活用法」(原題 The Wisdom of the Enneagram: The Complete Guide to Psychological and Spiritual Growth for the Nine Personality Types)を読むと、もっとも自分があてはまるのは、タイプ7です。
他にもタイプ1、タイプ5も自分の中にあるのを感じます。
タイプ7は「熱中する人」、忙しく、生産的なタイプです。
タイプ7の衝動パターンとエクササイズ
衝動のパターン
タイプ7の衝動のパターンとして例えば以下のようなことがふれられています。
「私は見逃したくない:隣の庭の芝生はいつも青い。何であれ、自分がしていることや今、体験していることに不満を感じ、すぐに他のことに気が散る」
このようなこと、よくあります。常に新しいものに目移りします。
「絶え間ない活動に飛び込み、人生の多くの領域でものごとをやりすぎることがある。状況が許す限り、お金を惜しまない傾向がある。
これも思い当たる節がたくさんあります。
スキューバダイビングにはまって機材につぎ込んだり、自転車にはまって、マウンテンバイク、ロードバイクと次々に乗り換えたり。
一つの趣味を極めることなく、中途半端になりがちです。
タイプごとのエクササイズ
本書ではタイプごとに課題を克服したり、成長するためのエクササイズも用意しています。
タイプ7の場合のエクササイズを一部紹介します。
1.落ち着かない頭をトレーニングする:日常的な活動をひとつ選び、それに集中する。注意力がいつほかのものに向かったかに気づき、本来の活動に戻す。
2.場を盛り上げる:自分が人を楽しませているのに気づいたとき、誰のためにやっているかに注意を向ける。
3.現実的なスケジュール:1日あたり1つか2つの活動をやめて、自分自身に少し息がつける時間をつくったり、自分がコミットした体験を十分楽しめるようにする
このようなエクササイズをやってみて続けることで、性格タイプの欠点を緩和し、より健全度を上げることができるでしょう。
幸せの方向性
さらに幸福度を上げるためにどのような活動をすると良いのかというアドバイスもあります。
タイプ7の場合、例えば以下のようなヒントがあります。
自分の人生の主な楽しみは、世界に何かを貢献することから来ると知っています。
健全なタイプ7はドレスを買うよりもデザインしたいのです。
誰かの映画輪を見るよりも、自分で制作したいと思います。そうすることで自分が望む通りのものが手に入るのです。
本ブログの執筆・発信やアプリ開発は、このタイプ7の欲求からきているのかも知れません。
タイプ7が自らの多才さや様々な体験への欲求に建設的に取り組む一つの方法法は、常にいくつかの仕事を維持することです。
多様なスキルを活用し、どのようにスキルや関心が相互に関連するかを理解します。
ひとつの仕事、プロジェクトよりも異なる分野や違う役割のプロジェクトをいくつも対応するのも自分の強みを生かしたり、幸福度を上げるのに役立ちそうです。
まとめ
本記事では、「エニアグラム【実践編】 人生を変える9つのタイプ活用法」を紹介しました。
自分の衝動パターンや課題解決・成長のためのエクササイズ、さらに幸福度を上げるためのアドバイスなど、自分の性格タイプを知り、どう活用するかのヒントがたくさんあります。
実践編の前に「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」という基礎編もあります。
この2つの基礎編と実践編、どちらも分厚く、基礎編が320ページ、実践編が416ページとなかなか読みがいがあります。
そのため、基本編から読むと挫折してしまうかもしれません。
まず実践編の各タイプの章を読み、どれが自分に近いかを探すことをおすすめします。
エニアグラムのタイプ診断テストや習慣化アプリの選び方への活用についてはこちらの記事をご覧ください。
さらに自己認識を深め、活用する上で、幸福度を測定するWell-Being Circleもおすすめです。
自己認識関係の参考書籍はこちらをご覧ください。