
はじめに
人は、1日のうちで、色々な感情をころころと持ちます。
嬉しかったり、感謝したり、充実感を感じたり。
一方でイラッとしたり、落ち込んだり、悲しくなることも。
自分のライフスタイルや行動、思考を改善していくには感情の記録が有効です。
では、感情をどのように記録し、振り返るとよいか。
「理想の人生をつくる習慣化大全」では、充電・放電リストをすすめています。
感情を放電・充電で記録する
「理想の人生をつくる習慣化大全」では、1日の最後に振り返り、1日の総合充実度と放電リスト、充電リストを書き出すことを勧めています。
感情習慣に気づくキッカケとして、あなたの感情を下げる要因と上げる要因を探ってみることをオススメします。
1日の中で、あなたの感情・気分・エネルギーを下げたものはなんでしょうか?
・朝早く起きようと思っていたのに、7時半ギリギリに起きてしまった。
・家が片付いていなくてため息をついた。
理想の人生をつくる習慣化大全
放電は、あなたの感情・気分・エネルギーを下げた行動や状況です。以下のように行動や状況と感情をセットで書くと良いでしょう。
- 動画を見すぎて夜ふかししてしまって寝坊。後悔!
- イライラしてポテチを食べすぎた。控えていたのに最悪。
一方、充電は、感情、気分、エネルギーを上げた行動や状況です。例えば以下のようなも小さなものは、1日の中にもいろいろと起こっているのではないでしょうか。
- 早起きして勉強ができた!達成感を感じた!
- 同僚が仕事で助けてくれた。本当にありがたい。
- 朝のウォーキングは爽やかで気持ちがいい!
ただ、感情は長くは持続しません。特に小さな感情はぽっと現れてすっと消え去っていくものです。
その場で記録しない限り、どこかに消え去ってしまう情報です。
がんばって後から思い出すこともできるかもしれませんが、結構大変です。
充電・放電をその場で記録する
そこで、感情が湧き上がった時、その場で記録します。
お使いの日記アプリやノートアプリに記録すればよいのですが、Evernoteアプリがおすすめです。
Evernoteは情報を記録して蓄積するのに適したノートアプリです。
テキストで日記を以下のように箇条書き形式で書くことができます。
■感情 ⚡️放電 ・動画を見すぎて夜ふかししてしまって寝坊。後悔! ・イライラしてポテチを食べすぎた。控えていたのに最悪。 🎁充電 ・早起きして勉強ができた!達成感を感じた! ・同僚が仕事で助けてくれた。本当にありがたい。 ・朝のウォーキングは爽やかで気持ちがいい!
日付をタイトルにしたデイリーのノートにその日のイベントなどと一緒に日記として感情を書いてもよいですし、「放電・充電」の専用ノートを作成し、そこに毎日の感情を追記していってもよいでしょう。
日記形式であればその日のいろんなイベントと一緒に感情記録を振り返ることができますし、「放電・充電」の専用ノートに記録すれば毎日の変化やパターンを見つけるのに便利です。
Evernoteによる日記の書き方、振り返り方については以下の記事をご覧ください。
ここで重要なポイントは、ある感情が起きたことに気づいた際、できるだけその場で記録することです。
If-thenプランニングを活用して、感謝を感じたらメモする、イラッとしたらメモする、という条件付けをするのが有効です。
スマホはいつも携帯しているため、さっとEvernoteアプリを起動し、感情を記録するようにしましょう。
後回しにして後で思い出すほうが面倒です。
時間に余裕がないときは、FastEver3を使ってもよいですし、ジョギングの際など入力がしづらいときはApple WatchのJust Press RecordアプリでさくっとメモしてあとでEvernoteに整理するのもよいでしょう。
まとめ
1日の様々なタイミングで発生する感情を放電・充電という観点でその場その場で記録する方法について紹介しました。
Evernoteに毎日書いていくと、実は毎日、夜ふかしして後悔するなど、同じような放電を記録していることに気づきます。
それがやめたい習慣ということです。
つまり放電・充電日記を書くことで、自分の生活を分析し、解決すべき課題を発見できます。
なお、たすくまユーザは、たすくまを使って、その場で記録してもいいでしょう。
たすくまに記録した後、Evernoteに転記するとまとめて見ることができ、振り返りしやすくなります。