【選択と集中の習慣】やるべきことがあふれているなら「大切なことだけやりなさい」

はじめに

やりたいこと、やるべきことにあふれていないでしょうか?

やりたいこと、やるべきこと、どちらも大事。

すべてをバランス良く、できるだけたくさん達成するため、タイムマネジメント、タスク管理を工夫するのが1つのアプローチです。

例えばTodoistのようなタスク管理ツールを使うことで、やりたいこと、やるべきことをもれなく見える化し、進めていくことができます。

https://ko-do.design/2019/07/12/todoist-041/

ただ、これらがさくさんありすぎて混乱しているという状態は問題です。

役割が増えたり、プロジェクトがいろいろと増えると簡単に混乱状態に陥ります。

このような状態でいると、タスクがなかなか進まず、さらにタスクが積み上がっていき状況は悪化していきます。

以下の記事では、全てのタスクを書き出し、見える化して整理する方法について紹介しました。

https://ko-do.design/2020/02/14/todoist-3/

ただし、時間やエネルギーなど自分の持っているリソースは有限です。

頑張ればなんとかなる、ということではありません。

根本的な解決のためには、やりたいこと、やるべきことを絞り込む、「選択と集中の習慣」が必要になります。

本記事では、ブライアン・トレーシー (著)の「大切なことだけやりなさい 」を引用しながらやりたいこと、やるべきことを絞り込む方法について紹介します。

選択と集中の習慣

本書の一番の原則はこの4つです。

人生や仕事の質を高めるためにできことには、本質的には4つの方法しかない。

(1)重要なことを増やす

より大切なことや意味が感じられることには、それにかける時間や行動を増やして、より力をいれればよい。そうすればあなたはより大きな報酬や満足感を得ることができる。

(2)重要でないことを減らす

比較的重要でない活動は、それを減らしたり、どこかで中断するべきだ。そうしなければ、大切なことに全力を注ぎたいときに、それが思いがけない障害となってしまう。

(3)新しいことを始める

あなたにとって役に立つ新しい技術を身につけたり、新しいプロジェクトや活動に参加する。これは仕事やプライベート、人生の力の入れどころを変えてみるということでもある。

(4)あることを完全にやめる

客観的な視点で人生を見直し、あなたが欲しいものや目指す方向と一致しないならそこから完全に手を引くほうが良いだろう。

大切なことだけやりなさい

この重要なこと、重要でないことを見極めるために最初に行うことは、あなたのすべての仕事の成果をお金に換算してみることです。

ここでの問いは、「成果の80%を生み出す上位20%の仕事とはなんだろう?」です。

80と20という数値は、80対20の法則に基づいています。すなわち、上位20%の業務が収益全体の80%を生み出すだろうということです。

以下の3つの手順でやりましょう。

1.あなたのすべての仕事をプロジェクトレベルでリストアップする

2.各プロジェクトを上位20%か下位80%なのか評価する 

3.時間配分を変える

すべての仕事をリストアップする

仕事をリストアップするにあたってどの粒度で仕事を扱うかですが、細かいタスクまで含めると仕事は大量になってしまう可能性があります。

職業や役割で仕事の種類や性格は異なりますが、あなたの担務や役割におけるプロジェクト単位でリストアップするとよいでしょう。

短期的なプロジェクト、長期的なもの、小さなプロジェクト、多数の人が関わる大きなプロジェクトもあると思いますが、いずれもまずは書き出します。

大きなプロジェクトは、サブプロジェクトに分割すると考えやすいと思います。

例えば営業というプロジェクトの中に、顧客ごとにサブプロジェクトを分けると、次のステップで対価の大きい顧客(サブプロジェクト)とそうでない顧客を仕分けすることが出来ます。

プロジェクトを評価する

次に各プロジェクトを見ていき、重要な成果を生む上位20%なのか、あなたの業績にほとんど貢献しない下位20%なのかを評価します。

最初は基準がわからないため、評価するのが難しいプロジェクトもあるかもしれません。

そういったものは一旦、保留して一通りのプロジェクトを評価した後に見ると、相対的に評価しやすくなるでしょう。

時間配分を変える

上位20%と評価した重要な成果を生み出すプロジェクトに、より多くの時間を費やすように配分します。

また、下位80%と評価したプロジェクトについては、縮小するか、他の人に委託するか、やめるかを判断します。

実際に評価してみると、上位20%のプロジェクトはそう多くはないでしょう。

ここに集中することができればかなり時間が確保できるはずです。

それによって、さらに成果が拡大します。

まとめ

やりたいこと、やるべきことはどんどん増えていきます。

選択と集中により、仕事もプライベートもよりシンプルにしていくことが重要です。

本書で謳っているように、選択と集中により、「半分の労働時間で生産性と収入を倍にできる」を実現させましょう。

また、やりたいこと、やるべきことを絞り込み配分を決めたら、それをやるための時間をしっかりと確保しましょう。

タスクや予定を日時、時間を指定して確保する手法はタイムブロッキングやカレンダーブロッキングと呼ばれています。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

https://ko-do.design/2019/08/03/063/
大切なことだけやりなさい(FOCAL POINT)

やりたいこと、やるべきことにあふれていないでしょうか?どちらも大事ですが、時間やエネルギーなど自分の持っているリソースは有限。頑張ればなんとか・・なりません。根本的な解決のためには、やりたいこと、やるべきことを絞り込む、「選択と集中の習慣」が必要です。本書の一番の原則は、人生や仕事の質を高めるためにできことには、本質的には4つの方法しかないということ。
(1)重要なことを増やす、(2)重要でないことを減らす、(3)新しいことを始める、(4)あることを完全にやめる。
あなたの「成果の80%を生み出す上位20%の仕事」とはなんでしょうか?

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

商談、プレゼン、会議。仕事において、重要な場面だけ本気で頑張ればいいと、日頃の仕事を疎かにしていないでしょうか。
本書では、エッセンシャル思考の人は重要なことをやり遂げるために、日頃の正しい習慣、ルーティンを形成するとしています。
つまり練習の時も本番と同様に行動し、本番もいつも通りの行動で、自然に達成するということです。

エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する

「エッセンシャル思考」の第2弾。成功するためには不断の努力が必要だ――そう信じて、私たちは今まで頑張ってきた。
最高の成果を上げるために必死で働き、脳と体を酷使する。疲れていなければ頑張りが足りないのだと思って、いつも限界まで自分を追い込む。
ところが、努力の結果は、思うようには返ってこない。頑張れば頑張るほど、前に進むのが難しくなる。2倍働いているのに、気づけば半分しか進んでいない。
本当は、何もかもがそんなに大変である必要はない。頑張ってもうまくいかないなら、別の道を探したほうがいいのである。

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